カウリスJP:153A

時価総額
¥110.4億
PER
42.4倍
先端技術を駆使し、法人向けクラウド型不正アクセス検知サービス「Fraud Alert」を提供、犯罪データのプラットフォーム化によるサイバーセキュリティ強化に貢献。

沿革

2015-12東京都新宿区に株式会社カウリス設立
2016-12法人向けクラウド型不正アクセス検知サービス「Fraud Alert(フロードアラート)」の提供を開始
2017-01本社を東京都千代田区に移転
2017-03ソニー株式会社(現 ソニーグループ株式会社)及び株式会社電通国際情報サービス(現 株式会社電通総研)を引受人として第三者割当増資を実施
2017-12ソニー株式会社(現 ソニーグループ株式会社)、株式会社電通国際情報サービス(現 株式会社電通総研)、株式会社セブン銀行及び株式会社リヴァンプを引受人として第三者割当増資を実施
2019-03関西電力株式会社(現 関西電力送配電株式会社)と共同で、金融と電力データを活用した分野で第一号となる「新技術等実証制度※」(いわゆる「規制のサンドボックス制度」)の認証を取得
2019-10関西電力株式会社(現 関西電力送配電株式会社)と業務提携契約を締結
2019-11Salesforce Ventures LLCを引受人として第三者割当増資を実施
2020-01関西電力株式会社(現 関西電力送配電株式会社)及び三菱UFJキャピタル7号投資事業有限責任組合を引受人として第三者割当増資を実施
2020-02SMBCベンチャーキャピタル5号投資事業有限責任組合を引受人として第三者割当増資を実施
2021-03関西電力株式会社(現 関西電力送配電株式会社)、北海道電力ネットワーク株式会社、中部電力パワーグリッド株式会社、中国電力ネットワーク株式会社と業務提携契約を締結
2021-12一般社団法人キャッシュレス推進協議会が推進する不正利用関連情報確認データベース(CLUE)の構築に技術協力
2023-11規制のサンドボックス制度で実証実験を行った不正口座開設防止サービス及び新機能となる継続的顧客管理サービスを包括する「電力サービス」の概念実証を開始
2024-03東京証券取引所グロース市場に株式を上場

事業内容

カウリスは、「情報インフラを共創し、世界をより良くする」というミッションの下、犯罪のビッグデータとアルゴリズムを組み合わせたSaaS型アルゴリズムサービスを提供しています。同社は、法人向けクラウド型不正アクセス検知サービス「Fraud Alert」を中心に展開しており、このサービスを通じて、銀行や証券会社などの資金移動業者、通信キャリア、ガスなどのインフラ事業者、その他サービス事業者に対して、不正利用の可能性をリアルタイムで検知しアラートを提供しています。

カウリスのアプローチは、顧客横断・業界横断でデータを流通させ、日本全体の犯罪データをプラットフォーム化することにより、国民の生命・財産を守ることを目指しています。これにより、個社での解決が困難な不正アクセス問題に対して、より効果的な対策を提供しています。

「Fraud Alert」は、Webブラウザやモバイルブラウザ、スマートフォンアプリに対応しており、端末レベル、口座レベル、IPアドレスレベルでの不正利用検知が可能です。また、同社は不正検知データから作成される「ホワイトリスト」と「ブラックリスト」を顧客ネットワーク全体で共有することにより、業界全体での不正アクセス防止を実現しています。

カウリスは、不正アクセス検知サービスの提供に加え、コンサルティング契約に基づく他社事例紹介やモニタリングルール改善等のコンサルティングサービスも行っており、顧客企業のセキュリティ対策の強化を支援しています。同社のサービスは、金融機関やクレジットカード事業者、通信・ガス等のインフラ事業者など、幅広い業界において導入されており、特に金融機関での導入が多いことが特徴です。

経営方針

カウリスは、デジタル化の進展とそれに伴うサイバー攻撃の増加という経営環境の変化を背景に、情報インフラの共創を通じて社会に貢献することを目指しています。同社は、特に金融機関やインフラ事業者を中心に、不正アクセス検知サービス「Fraud Alert」を提供し、デジタル社会の安全性向上に貢献しています。

カウリスの成長戦略は、デジタル化の加速とサイバー攻撃の増加という現代の課題に対応するサービスの提供にあります。同社は、不正利用のリアルタイム検知を可能にする「Fraud Alert」を中心に、セキュリティ対策の強化を図っています。このサービスは、金融機関やクレジットカード事業者、通信・ガスなどのインフラ事業者に対して、不正利用の可能性を検知し、アラートを提供することで、業界全体のセキュリティレベルの向上を目指しています。

また、カウリスは、顧客横断・業界横断でのデータ共有を通じて、日本全体の犯罪データのプラットフォーム化を進めています。これにより、個々の企業では解決が困難な不正アクセス問題に対して、より効果的な対策を提供することが可能になります。

さらに、同社はコンサルティングサービスも提供しており、他社事例の紹介やモニタリングルールの改善などを通じて、顧客企業のセキュリティ対策の強化を支援しています。このように、カウリスは、サービス提供だけでなく、知識共有やコンサルティングを通じて、顧客企業のセキュリティ対策の向上に貢献しています。

カウリスの成長戦略は、デジタル社会の安全性向上に貢献することで、企業価値の最大化を図ることにあります。同社は、不正アクセス検知サービス「Fraud Alert」を中心に、セキュリティ市場の拡大とともに成長を続けていくことを目指しています。