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秋川牧園JP:1380
事業内容
秋川牧園は、主に生産卸売事業と直販事業の2つの事業セグメントを持っています。生産卸売事業では、食肉、加工食品、鶏卵、牛乳などを取り扱っています。これらの製品は、菊川農場や協力農場で生産された若鶏をチキン食品で一次処理し、秋川牧園で製品化して販売しています。また、中国では秋川牧園(常州)農業有限公司が若鶏の生産・販売を行っています。
鶏卵は篠目三谷で生産され、秋川牧園で製品化されます。牛乳はむつみ牧場で生産された原乳を秋川牧園で製品化し、販売しています。これらの製品は、生協、量販店、小売店などを通じて販売されています。直販事業では、生産卸売事業で製造された製品と外部取引先から仕入れた商品を会員に販売しています。
秋川牧園は、農薬や化学肥料、抗生物質などの薬物や化学添加物に頼らない安全な食肉や加工食品を提供することを目指しています。協力関係にある生産農場とともに、消費者に安心して利用できる食品を提供することに注力しています。
経営方針
秋川牧園は、持続可能で豊かな社会への変革を目指し、食の健康と安全を重視する消費者にとってのNo.1ブランドを目指しています。同社は、理想の農業を追求し、社員の主体性を活かした活力ある企業づくりを基本方針としています。これにより、地球温暖化や人口減少といった現代の課題に対応し、価値創造に積極的に取り組んでいます。
同社は、持続的な成長を実現するために、7つの基本戦略を掲げています。これには、人財力の強化、ブランド力の向上、事業競争力の強化が含まれます。具体的には、社員が安心して挑戦できる環境づくりや、秋川牧園のファンを増やすための情報発信の強化などが挙げられます。
また、鶏肉・冷食事業の変革や直販事業の強化も重要な戦略です。人口減少や人手不足に対応するため、商品開発の強化や販売計画の精緻化を進めています。さらに、中国市場での事業基盤の確立や、サステナビリティ戦略の推進も行っています。
秋川牧園は、2033年3月期に売上高120億円、売上高経常利益率4%以上を達成することを目標としています。これに向けて、品質管理や生産管理の強化、商品力の向上に取り組み、消費者からの信頼を維持し続けることを目指しています。