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秋川牧園JP:1380
沿革
1979年5月 |
無農薬無投薬の健康安全な自然食品の製造及び販売を目的として、山口県山口市に秋川食品株式会社(資本金3,000千円)を設立し、健康鶏卵の製造販売を開始。 |
1980年11月 |
健康牛乳の本格的な販売開始。 |
1981年3月 |
仁保有機農業研究会の設立に参加し、有機野菜の健康な食べ物づくり運動を展開。 |
1981年4月 |
健康若鶏の無投薬飼育技術の開発。 |
1982年3月 |
牛肉、豚肉の生産販売を開始。 |
1984年1月 |
健康牛乳の生産者である有限会社秋川牧園へ出資(出資比率54.6% 後に 有限会社あきかわ牛乳)し、同社は当社の子会社となる。 |
1985年3月 |
健康加工食品(加工冷凍食品)の製造販売を開始。 |
1986年11月 |
チキンスープの生産能力増強のためスープ工場を増設。 |
1987年9月 |
食肉保存用の大型冷凍庫を設置。 |
1988年12月 |
生活クラブ事業連合生活協同組合連合会と取引開始。 |
1988年12月 |
西日本地区の量販店と取引開始。 |
1990年12月 |
健康食肉の生産能力増強のため本社工場にパックセンター(食肉包装工場)を設置。 |
1993年11月 |
販売の全国展開のためのブランド化を目指し、株式会社秋川牧園に商号を変更。 |
1993年11月 |
健康加工食品の生産能力増強のため、本社工場に冷凍食品工場を設置。 |
1993年11月 |
高品質の健康鶏卵生産能力増強のため、本社工場に採卵農場を設置。 |
1995年6月 |
消費者情報の収集と「健康安全・高品質の食べ物づくり」のブランド浸透のため、直売店「牧園倶楽部」東広島店をゆめタウン東広島店内にオープン。 |
1996年3月 |
有限会社秋川牧園(後に 有限会社あきかわ牛乳)への出資金の全額を譲渡し、同社は当社の子会社でなくなる。 |
1997年1月 |
首都圏への販売力強化のため、東京営業所を東京都港区に設置。 |
1997年6月 |
関東地区の量販店と取引開始。 |
1997年11月 |
日本証券業協会に株式を店頭登録。 |
1998年6月 |
直売店「牧園倶楽部」閉鎖。 |
1999年4月 |
有限会社あきかわ牛乳(連結子会社)の出資口数の52%を取得。 |
2000年3月 |
有限会社菊川農場(現 連結子会社)の出資口数の全てを取得。 |
2000年3月 |
株式会社スマイル生活(連結子会社)を設立。 |
2002年2月 |
有限会社むつみ牧場(現 連結子会社)の出資口数の10%を取得。 |
2002年2月 |
冷凍食品の生産能力増強と品質向上のため、冷凍食品工場を増設。 |
2004年9月 |
株式会社スマイル生活を吸収合併。 |
2004年12月 |
日本証券業協会への店頭登録を取消し、ジャスダック証券取引所に株式を上場。 |
2005年1月 |
株式会社チキン食品の株式を100%取得し、連結子会社とする。 |
2009年3月 |
株式会社ゆめファーム(現 連結子会社)を設立。 |
2009年12月 |
有限会社あきかわ牛乳(連結子会社)の出資口数の残り全てを取得し、100%子会社とする。 |
2010年4月 |
ジャスダック証券取引所と大阪証券取引所の合併に伴い、大阪証券取引所JASDAQに上場。 |
2010年5月 |
有限会社篠目三谷の株式を追加取得し、連結子会社とする。 |
2013年7月 |
東京証券取引所と大阪証券取引所の統合に伴い、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場。 |
2013年8月 |
東京営業所閉鎖。 |
2018年3月 |
冷凍食品の生産能力増強のため、冷凍食品第3工場を増設。 |
2021年7月 |
有限会社あきかわ牛乳を吸収合併。 |
2022年4月 |
東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)から、スタンダード市場に移行。 |
事業内容
秋川牧園株式会社とその連結子会社5社(篠目三谷有限会社、ゆめファーム株式会社、菊川農場有限会社、チキン食品株式会社、むつみ牧場有限会社)は、農薬や化学肥料、抗生物質などの薬物や化学添加物を使用しない安全な食品の生産・販売に取り組んでいます。同社グループは、主に生産卸売事業と直販事業の2つのセグメントで事業を展開しています。
生産卸売事業では、食肉や加工食品、鶏卵、牛乳などが主要製品です。これらは、菊川農場や協力農場で生産された若鶏などをチキン食品株式会社で一次処理加工し、秋川牧園が製品化して販売しています。鶏卵は篠目三谷有限会社で生産され、牛乳はむつみ牧場で生産された原乳を同社が製品化しています。販売先は生協、量販店、小売店など多岐にわたります。
直販事業では、生産卸売事業で製造された製品と外部取引先から仕入れた商品を会員に販売しています。これにより、消費者は安全で質の高い食品を直接手に入れることができます。
秋川牧園グループは、これらの事業を通じて、化学物質に頼らない安全な食品の提供を目指しています。
経営方針
秋川牧園は、持続可能で真に豊かな社会への変革、理想の農業の追求、そして活力溢れる会社の構築を企業理念として掲げています。これらの理念の下、同社は食の健康と安全を重視する消費者に対してNO.1ブランドを目指し、価値創造に積極的に取り組んでいます。中期経営計画では、ブランド力と成長力の向上を目指し、4つの基本戦略を推進しています。
第一に、FARM進化戦略を通じて、既存の農業の枠を超えた新しい形への進化を目指しています。特に、冷凍食品の販売伸びに注目し、成形品の商品開発と製造能力の増強に力を入れています。
第二に、ファン化戦略では、商品、販売、コミュニケーションを柱にブランド戦略をさらに推進し、秋川牧園ファンの増加を目指しています。PR会社との連携を強化し、メディアを通じた情報発信を活発化させています。
第三に、成長基盤強化戦略を掲げ、人材、農場、工場、物流施設、情報システムの強化と整備を進めています。特に、直販新物流センターの安定稼働を早期に確立し、直販事業の拡大を図っています。
最後に、SDGs戦略を通じて、サステナビリティの向上を目指しています。温暖化ガス排出削減、飼料米の栽培面積拡大、地域未利用資源の活用、再生エネルギーへのシフトなど、環境に配慮した取り組みを推進しています。
これらの戦略を通じて、秋川牧園は現代の課題に対応しつつ、ブランド力の向上と持続可能な成長を目指しています。