東京エレクトロンJP:8035

時価総額
¥10.65兆
PER
19.6倍
エレクトロニクス技術を活用した半導体製造装置の開発・製造・販売・保守サービスを手がける企業。

事業内容

東京エレクトロンは、エレクトロニクス技術を活用した半導体製造装置の開発、製造、販売、保守サービスを主な事業としています。同社は、27社の関連会社と共に事業を展開しており、半導体製造装置の単一セグメントに特化しています。

東京エレクトロンは、関連会社である東京エレクトロン テクノロジーソリューションズ、東京エレクトロン九州、東京エレクトロン宮城などが製造した製品を仕入れ、販売しています。また、TEL Manufacturing and Engineering of America, Inc.は製品の製造と販売を担当しています。

保守サービスは、東京エレクトロンFE、Tokyo Electron America, Inc.、Tokyo Electron Korea Ltd.、Tokyo Electron Europe Ltd.などが行っています。次世代技術の開発は、東京エレクトロンとTEL Technology Center, America, LLCが担当しています。物流、施設管理、保険業務は東京エレクトロンBPが主に行っています。

経営方針

東京エレクトロンは、半導体製造装置のリーディングカンパニーとして、最先端技術と確かなサービスを提供し、社会の発展に貢献することを基本理念としています。同社は、技術専門商社からメーカーへと進化し、グローバルな販売・サポート体制を構築することで、独創的な技術を世界市場に提供しています。

同社のビジョンは「半導体の技術革新に貢献する夢と活力のある会社」です。TSV(TEL's Shared Value)の考え方に基づき、デジタル化と地球環境保全に向けた脱炭素化を支える半導体技術の革新に貢献し、利益を次なる成長投資に繋げることで、企業価値の向上を目指しています。

東京エレクトロンは、2027年3月期までに売上高3兆円以上、営業利益率35%以上、ROE 30%以上を目指す中期経営計画を掲げています。半導体のスケーリングと先端パッケージングの両領域で新製品と技術サービスを提供し、成長を推進します。また、研究開発や設備投資、人材採用に積極的に取り組んでいます。

同社は、社員の意欲とエンゲージメントを高める「やる気重視経営」を推進し、多様性を重視した人材育成を行っています。さらに、次世代の半導体産業を担う人材育成にも積極的に取り組み、産学連携プログラムを支援しています。

環境面では、2040年までに温室効果ガス排出を実質ゼロにする「ネットゼロ」目標を掲げ、再生可能エネルギーの使用を推進しています。ガバナンス面では、実効性の高い取締役会と攻めの経営執行体制を構築し、企業価値の向上を図っています。

東京エレクトロンは、持続的な成長と企業価値の向上を目指し、IR活動を通じて資本市場との対話を重視しています。成長投資に必要な資金を確保しつつ、株主還元を積極的に行い、ROE向上を追求しています。