フジ・メディア・ホールディングスJP:4676

時価総額
¥8325.6億
PER
フジ・メディア・ホールディングスは、テレビ放送や映画制作、音楽出版、広告、通信販売、ビル賃貸、ホテルリゾート運営など多岐にわたる事業を展開する企業。

事業内容

フジ・メディア・ホールディングスは、メディア・コンテンツ事業と都市開発・観光事業を中心に多岐にわたる事業を展開しています。メディア・コンテンツ事業では、テレビ放送、ラジオ放送、番組制作、映像・音楽ソフトの販売、音楽出版、広告、通信販売、出版などを手がけています。

具体的には、フジテレビジョンや仙台放送、ビーエスフジなどがテレビ放送を担当し、ニッポン放送がラジオ放送を行っています。ポニーキャニオンは映像・音楽ソフトの販売を、フジパシフィックミュージックは音楽出版を手がけています。また、DINOS CORPORATIONが通信販売を行い、扶桑社が雑誌書籍の出版を担当しています。

都市開発・観光事業では、サンケイビルがビル賃貸や不動産取引を行い、グランビスタホテル&リゾートがホテルリゾートの運営を担当しています。その他、動産リースや商品販売、ソフトウェア開発、レストラン運営なども行っており、幅広い事業を展開しています。

経営方針

フジ・メディア・ホールディングスは、持続的な成長を目指し、経営改革を推進しています。特に人権尊重を最優先とし、コンプライアンス意識の向上を図るため、グループ全体での意識改革を進めています。これにより、企業風土の改革を実現し、人的資本経営を強化する方針です。

同社は、ガバナンス改革にも注力しています。独立性と客観性を重視した意思決定体制を導入し、リスク管理体制を強化しています。取締役会の構成を見直し、多様性を確保することで、経営監視機能を強化し、リスクに強い経営体制を構築しています。

また、フジ・メディア・ホールディングスは、メディア・コンテンツ事業の再編を進めています。フジテレビジョンを中心に、コンテンツの力を基軸にした新たな収益モデルを構築し、事業ポートフォリオ全体での進化を目指しています。これにより、持続的な成長を実現する方針です。

さらに、資本収益性の向上を図るため、キャピタルアロケーションを最適化しています。政策保有株式の売却や、成長分野への集中投資を進め、業績基盤の拡大を目指しています。これにより、ROE8%以上の達成を目指し、企業価値の向上を図っています。