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WASTE MANAGEMENT INC (WM) 株価
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事業内容
WASTE MANAGEMENT INCは北米を中心に事業を展開し、家庭や事業所から出る廃棄物の収集・運搬・処分や再資源化を主力に事業を行っています。同社はゴミ収集や埋立て処分に加え、再生資源の処理・販売、有機物の回収、医療廃棄物の処理や再生可能エネルギー化といったサービスを拡充しています。
主な顧客は自治体、大型商業施設、企業や医療機関、個人で、長期契約や利用料を通じて安定的に収益を得ています。同社の収益は回収・処分する廃棄物の量と再資源化で得られる素材価格に左右され、規制や景気動向がボリュームと価格に影響を与えます。
事業は大きく分けて東部・西部の収集・処分事業、再資源化の処理・販売事業、埋立てガスの発電や再生可能ガス化を進める再生エネルギー事業、そして医療廃棄物を担う部門などのセグメントで構成されています。さらに本社部門では技術投資や新サービスの展開、閉鎖サイトのエネルギー活用などを推進し事業の多様化と効率化を図っています。
経営方針
同社は安定したキャッシュフローの創出と持続的な成長の両立を目指しています。最近の大きな一手として2024年11月にStericycleを約69億ドルで買収し、買収対価のうち約23億ドルを顧客関係に配分するなど成長基盤を拡充しました。連結の想定プロフォーマでは2024年の売上高が約242.6億ドル、当期純利益が約26.14億ドルとなっており、配当は2024年に年間合計で1,210百万ドル(1株当たり3.00ドル)を支払い、2025年配当は四半期0.825ドルへ引き上げ見込みといった株主還元も継続しています。自社の目標達成のため、財務レバレッジが目標水準に戻り次第(Stericycle買収から約18か月後を想定)自社株買いを再開する計画です。
同社はリサイクル処理・販売と再生可能エネルギー、さらに医療廃棄物や機密情報破棄といった高付加価値分野に重点投資し、差別化を図っています。具体的にはRecycling Processing and SalesとWM Renewable Energyの拡張を進め、有機物(オーガニクス)回収やプラスチック薄膜など難度の高い素材のリサイクル技術に資本を投じています。再生可能エネルギーでは土地埋立地由来のガスを利用するプロジェクトを複数保有しており(閉鎖サイト上の15案件等)、これらの売上に対してコーポレートは15%のロイヤルティを受ける仕組みを持つなど、資産ネットワークと垂直統合で他社と差別化しています。
新市場開拓や事業拡大においては、Stericycle買収を通じてWM Healthcare Solutionsを強化し、医療廃棄物処理やセキュアな情報破棄サービスを成長軸に加えました。Stericycleの取得資産(のれん除く)は2024年末時点で総資産の約13%を占め、同社は買収後の統合で顧客基盤拡大とシナジー創出を狙っています。同時に、低採算・非戦略資産の売却も進めており、2024年の買収や小口買収には合計で約7.9億ドルを投じるなど選択的なM&Aを継続する方針です。ただし買収に伴う負債増加や統合リスクを想定しており、これらを管理しつつ外部市場(北米以外も含む)への展開機会を追求しています。
技術革新面では、自動化と業務最適化、デジタルプラットフォーム投資による運用効率向上を明確に打ち出しています。現場の自動化やルート最適化によるコスト低減、顧客向けのデジタル接点強化を進めると同時に、実証実験(PoC)を通じて新リサイクル技術や有機処理、再生天然ガス(RNG)の商業化を試みています。例えばフィルム・薄膜リサイクル関連では2022年に支配権を取得し、2024年に残りの少数株を約4,100万ドルで買収して技術取り込みを進めました。加えてデジタル化に伴うリスク管理としてサイバーセキュリティ体制を整備(CISO主導でNIST準拠の枠組みを採用)し、技術投資と安全性の両面で事業基盤を強化しています。