VIASAT INCVSAT株価

時価総額
$50.5億
PER
衛星通信と防衛向け通信製品の世界最大手。マルチバンド衛星プラットフォームと航空・海運・家庭向け固定ブロードバンドを展開。2023年5月のインマルサット買収(約27億ドル)で事業規模拡大。米国拠点のグローバル展開。

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事業内容

VIASAT INCは衛星通信を中心に、航空機や船舶、家庭や企業向けのインターネット接続サービスと、それを支える端末や地上インフラを提供しています。自社の衛星ネットワークと地上設備、ユーザー端末を組み合わせたエンドツーエンドの通信ソリューションを展開しています。

同社の主要顧客は航空会社、海運事業者、家庭向け加入者、企業顧客、そして政府や防衛機関です。収益は定額のサブスクリプション型サービス料、端末や機器の販売、長期の政府契約や保守・導入サービスから得ています。

同社は大きく「コミュニケーションサービス」と「防衛・先端技術」の二つの事業セグメントで事業を運営しています。コミュニケーションサービスには機内Wi‑Fiや海上ブロードバンド、家庭用固定ブロードバンド、企業向け回線や端末が含まれ、防衛・先端技術では安全な軍用通信、衛星/地上端末の設計・供給、戦術ネットワークやサイバーセキュリティ製品を手掛けています。

経営方針

同社は規模拡大と収益基盤の強化を成長戦略の柱に据えています。具体的には既に23基の稼働衛星を保有し、さらに8基の静止衛星(GEO)を開発中で、衛星による容量供給を増やすことで混雑するエリアに集中的に帯域を投入し市場シェアを拡大することを目指しています。2024会計年度に実施したInmarsatの買収(取引総額は約27億ドル、約4,636万株の自社株発行と約5.5億ドルの現金支払を含む)により、同社はグローバルなカバレッジと顧客基盤を拡大し、固定/移動/政府向けの収益を安定化させることを目指しています。

同社は衛星プラットフォーム、地上インフラ、ユーザー端末、さらに防衛向けの製品・サービスに重点投資しています。差別化戦略としては自前のマルチバンド衛星(広帯域のKa帯と安全性に優れるL帯など)と端末、ネットワーク運用を縦方向に統合し、単一ベンダーでの一体提供を可能にする点を打ち出しています。加えて高効率なアンテナ技術や高度な暗号化・情報保護機能を強化することで、航空・海事・政府といったミッションクリティカル分野での競争優位を確保することを目指しています。

新市場開拓では、従来の航空・海事・住宅向けブロードバンドに加え、IoTや「ダイレクト・トゥ・デバイス」といった新しい用途への展開を加速しています。Inmarsatの統合によりL帯の安全サービスや海域カバレッジが強化されたため、特に海運やグローバル航空市場、政府・軍需市場でのクロスセルを狙っています。また、自社衛星に加え第三者の衛星や低軌道・中軌道システムとの連携、ならびに現地パートナーや価値提供者とのアライアンスを通じて市場アクセスを広げることを目指しています。

技術革新への取り組みでは、同社は衛星ペイロードやアンテナ、ゲートウェイ、端末ソフトの開発投資を継続しています。具体的にはKa帯高容量衛星の設計・製造、アクティブアンテナの性能向上、高信頼性の暗号化(政府向けの高保証暗号化など)に注力しており、MOJOゲートウェイや戦術通信製品のような防衛向け技術も強化しています。これらの投資によりネットワーク効率とセキュリティを高め、商用と政府の双方で差別化を図ることを同社は目指しています。