VOXX International Corp (VOXX) 株価

時価総額
$1.7億
PER
自動車・消費者・バイオメトリクス向け電子機器の製造・流通の最大手。30超ブランドでプレミアムオーディオや車載セキュリティを展開。2021年9月にSharpとオンキヨーのAV資産を取得。売上の約77.4%が米国、約18.9%が欧州で展開。

株価・出来高の推移

時価総額の推移

プレミアム会員にご登録いただくと、
時価総額の推移にアクセスできます。

有料プランをチェック

PERの推移

プレミアム会員にご登録いただくと、
PERの推移にアクセスできます。

有料プランをチェック

PBRの推移

事業内容

VOXX International Corpは、自動車向け電子機器、民生用電子機器、そして生体認証(バイオメトリクス)製品を軸に、製造・販売と流通・アフターサービスを手がける多角化企業です。同社は複数のブランドを保有し、製品開発から物流、保証対応まで一貫したサービスを提供しています。

売上は自動車のOEM向けおよびアフターマーケット、一般消費者向けの小売・商業チャネルに分散しており、直近の会計年度でOEM製品はおよそ売上高の12%前後を占めています。同社の上位5社での取引比率は約18%で、単一顧客が売上の10%を超えることはなく、地域別では約77%が米国、約19%が欧州からの売上です。

事業は大きく自動車電子、コンシューマー電子、バイオメトリクスの3セグメントで構成され、各分野で自社開発と外部パートナーとの共同開発を進めています。自動車向けでは自動車メーカーと仕様を詰める緊密な協業が求められ、品質管理や保証体制にも注力しています。同社はオンキヨーの音響事業など買収で製品ラインを拡充するとともに、より収益性の高い分野への注力で成長を目指しています。

経営方針

同社は有機的成長と戦略的な買収を両輪として事業拡大を目指しています。経営目標としては製品ミックスの高付加価値化で粗利益率を高め、営業利益を改善することを掲げており、直近では価格改定やサプライチェーン改善でマージン圧力に対応するとしています。株主還元の一環としては自社株買いを積極的に実施しており、2024会計年度に916,384株を取得(総額9,288 千ドル)し、これまでの取得累計は4,287,041株、累計対価は39,573 千ドル、2024年2月29日時点の買戻し枠残高は881,053株となっています。加えて、同社はキャッシュフロー重視の姿勢をとり、2025会計年度を通じて十分な資金確保を見込んでいます。

投資の重点分野は自動車電子機器、コンシューマー家電、バイオメトリクスの三本柱で、これらで差別化することを目指しています。OEM(自動車メーカー向け)事業は売上のおよそ12%を占め、ブランドポートフォリオは30以上にのぼるため、販売チャネルや顧客層を幅広くカバーできるのが強みです。加えて国内売上比率は約77.4%、欧州市場が約18.9%を占めることから、地域別の強みを活かした販売網と、SKUの合理化や拠点統合によるコスト削減で競合との差別化を図っています。

新市場開拓と事業拡大では、相補性の高い買収を基軸に迅速な統合でシナジーを出す方針です。買収は利益率が同社の連結粗利以上であることや、経営陣の残留による運営継続性を重視し、買収後は会計・物流・販売網を活用して収益性を高めます。具体例としては、プレミアムオーディオ事業の強化を目的にOnkyoの家庭用オーディオ資産を取得する合弁を行い、対価は37,184 千ドル(年次報告書は千ドル単位表示)で、合弁においてPACは持分77.2%(議決権85.1%)を保有しています。また、2016年のEyeLock取得でバイオメトリクス分野へ参入しており、必要に応じて事業売却も検討する柔軟性を持っています。

技術革新への取り組みでは、同社は内製と外部協業を組み合わせた製品開発に注力しています。開発プロセスはソフト設計や電気設計、工学的検証を含み、品質管理のために米国の拠点はIATF 16949、ISO 14001、ISO 9001などの認証やFord Q1認証を取得しています。バイオメトリクスやプレミアムオーディオなど成長分野に対して技術投資を続け、保証体制やアフターサービス網も整備することで顧客信頼を高め、製品寿命と収益性の向上を図っていることが特徴です。

AIチャット