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Viper Energy, Inc.【VNOM】株価
株価の推移
出来高の推移
PERの推移
PBRの推移
時価総額の推移
事業内容
Viper Energy, Inc.は主に米国テキサスのパーミアン盆地で石油・天然ガスの鉱物権およびロイヤルティ権益を保有・取得する企業です。 同社は自ら掘削や大きな設備投資を行わず、権益に基づく生産量に応じてロイヤルティ収入を受け取り、低い運営コストで安定した現金収入を目指しています。
同社の収益は原油・天然ガス・NGL(液状炭化水素)の売上に連動し、価格は市場指標に結び付いています。 多くの生産はDiamondbackなどのオペレーターが運営しており、Diamondbackが同社収益の約半分を占めるため、オペレーターとの関係が収益にとって重要です。
事業は報告上は単一セグメントで、主に油分の多いパーミアン盆地の権益に集中しています。 同社は既存資産の選別や第三者やオペレーター(特にDiamondback)からのドロップダウン取得、機会のある買収で権益を拡大し、ヘッジで価格変動を管理しつつ保守的な資本構成と配当・自社株買いを通じて株主還元を図っています。
経営方針
同社は株主還元と健全な財務体質の確保を両立させることを目指しています。具体的には、フリーキャッシュフローの拡大と債務削減を優先しつつ、配当(基準配当+変動配当)や自社株買いで資本を還元する方針です。直近では2025年2月の株式公募で約28.34百万株を公募価格44.50ドルで発行し、手取りで約12億ドルを調達しており、その資金は主に「Pending 2025 Drop Down」と呼ぶ取引(現金10億ドル+約69.63百万のOpCo持分等を対価)や一般的な企業目的に充当する予定です。なお、標準割引後将来純キャッシュフローの基準値は2024年末時点で約33.2億ドルに相当しています。
同社は投資の重点をパーミアン盆地の鉱物権・ロイヤリティ権に絞って差別化を図っています。自ら掘削や完成作業に資本を投入するのではなく、権利を保有している土地上で他社(多くはDiamondback)が行う開発から受け取るロイヤリティ収入で収益を得るビジネスモデルを取っており、これにより資本支出を負わずに生産増加を取り込める点が競争上の強みです。加えて同社はDiamondbackとの関係を活用し、Diamondbackが運営する資産や第三者からのオポチュニスティックな買収機会に参加することで、優良な案件へのアクセスを確保しています(例:TWR買収で現金約4.64億ドル、Q買収約1.14億ドル、M買収約0.76億ドルなど)。
事業拡大の方針として、同社は積極的な取得と資産の高付加価値化を進めています。2025年2月に完了したMorita Ranches買収は現金約2.11億ドルと2.40百万のOpCo持分等を対価に約1,691ネットロイヤルティーエーカーを取得しており、Pending 2025 Drop Downでさらに約22,847ネットロイヤルティーエーカーを加える計画です。非中核資産は適宜売却してポートフォリオを“ハイグレード”し、売却代金を中核地域への追加取得や株主還元に再投資する方針を取っています。また、自己資本とレバレッジのバランスを保つため、保守的な資本構成を維持しつつフリーキャッシュフローで債務返済を進めることを明確にしています。
同社は技術革新とリスク管理にも取り組んでいます。運用面やサイバーセキュリティはDiamondbackが提供する人員・インフラと連携して管理しており、同社とDiamondbackはシステムの脆弱性の定期的な検出・修復や外部監視を強化しています。価格変動リスクに対しては先物などの契約を用いたヘッジ運用を行い、収益とバランスシートの安定化を図っています。資源評価についても社内の油層技師による見積もりを外部の専門監査(例:Ryder Scott)で裏付けるなど、技術的な精度向上に努めています。