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ARtelligence Holdings, Inc.【TTCM】株価
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時価総額の推移
PERの推移
PBRの推移
事業内容
TAUTACHROME INC.はインターネットアプリ領域で事業を展開し、拡張現実(AR)を使った商取引プラットフォームやスマートフォン画像の信頼化技術、独自の暗号通貨を開発しています。同社の主力は、地理情報に紐づいたARインターフェース「ARk」を通じて店舗やブランドが消費者に商品や割引を直接提示・販売できるARknetと、画像認証を活用するKlickZieアプリ群および取引を支えるXARというデジタル通貨です。
同社の顧客想定は小売やサービス提供事業者で、ライセンス料やプラットフォームの取引手数料、アプリ課金や企業連携による収益を想定しています。現状は初期段階で売上が限定的なため、従業員を置かず独立請負者でサービスを運営し、転換社債や株式発行などの資金調達で事業を継続しています。
事業は大きく四つの柱で構成され、ARknetによるARサービス、XARを中心としたブロックチェーン決済・インセンティブの仕組み、KlickZieによる信頼画像と画像ベースのソーシャル機能を持つアプリ、そしてPXRプラットフォームを活用した大手企業との提携開拓です。特許出願やライセンス戦略で知的財産を守りつつ、両プラットフォームを組み合わせて企業提携を進め、中期的なキャッシュフロー確保を目指しています。
経営方針
同社はKlickZie技術を基盤にARknet(位置連動の拡張現実プラットフォーム)とブロックチェーン経済圏を商用化することで成長を目指しています。長期的には「数十億ユーザー規模」のプラットフォーム化を掲げ、中期ではPXRプラットフォームを軸としたフォーチュン50企業との提携により「有意なキャッシュフロー獲得」を目標としています。一方で直近の業績は厳しく、2022年通期の売上は約33千ドル、純損失は約116.9万ドル、期末現金は約10千ドル、2022年の平均月次キャッシュバーンは約51千ドルで、運転資金不足は約540万ドルに達しており、追加資金調達(普通株の発行、転換社債、貸付など)を優先課題としています。
同社は研究開発とプラットフォーム構築を重点投資分野と位置づけています。具体的にはARを用いた小売・サービス向けのARk(地理的に配置するインターフェース)構築、独自デジタル通貨「XAR」を用いる高速決済基盤の開発、スマートフォン撮影の信用性を高める“KlickZie”の信頼付与技術に投資しています。差別化の核は、特許・ライセンス保有の上にARと画像の「信頼性付与」と高速決済を組み合わせることにあり、2022年の研究開発費は約465千ドル(2021年は約1,239千ドル)で、限られた資金のなかで優先領域に絞って投資を継続しています。
同社は新市場開拓として、ARknetを家計向け商品・サービスの巨大市場(同社提示で「50兆ドル超」規模)に適用する計画を掲げています。実務面では2022〜2023年にかけて多額の債務を株式で転換・決済するなど資本再編を進め、2023年3月にはPXR関連の営業秘密を優先株と交換する取引を実行してプラットフォーム獲得を図っています。またOTC市場(銘柄:TTCM)での上場継続と、社名変更(ARtelligence Groupへ申請中)などブランディングの再構築も行っています。これらは大手企業との協業やライセンス展開による事業拡大を実現するための具体策です。
同社は技術革新を継続的な競争優位の源泉と捉え、特許出願・保有やスマートフォン画像の真正性技術、そしてXARを含むブロックチェーン構想に注力しています。具体的施策としてはアプリ開発、スマホ画像認証のプロトタイプ整備、高速トランザクション実装のための開発リソース配分を進めています。ただし内部統制面では開示や手続き上の「重大な弱点」を認識しており、管理側は追加分析や事後の決算チェックを実施しているため、同社はこれらの改善を進めながら技術投資と商用化を両立させることを目指しています。