Targa Resources Corp.TRGP株価

時価総額
$501.6億
PER
天然ガス・NGL・原油のミッドストリーム事業の最大手。ガス採集・処理、NGLフラクショネーションやパイプライン輸送、Mont Belvieuのターミナルを展開。2023年1月にGrand Prix残存持分を総額約11億ドルで取得。米国ガルフコーストと主要生産地で展開。

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事業内容

Targa Resources Corp.は米国のミッドストリーム企業で、天然ガスと原油の集荷から処理、天然ガス由来の液体成分(NGL)の分離・分留、さらに貯蔵・輸送・海上積み出しまで一貫したインフラとサービスを提供しています。同社は井戸で出るガスを集めて水分や不純物を取り除き、販売可能なガスとNGLに分けて出荷しています。

主要な顧客は石油・ガスの生産者、ガスやNGLを使う産業や電力会社、マーケターや輸出業者などで、収益は契約に基づく手数料型が中心です。同社は出来高連動の取り分と固定手数料を組み合わせたハイブリッド契約を多く抱え、手数料比率を高めることで商品価格変動の影響を緩和し、一部はヘッジ取引でリスク管理を行っています。

事業は大きく集荷・処理セグメントと物流・輸送セグメントの二本柱で構成しています。集荷・処理セグメントはガスや原油の集荷、処理、NGLの抽出と販売を担い、物流・輸送セグメントはパイプラインや分留設備、貯蔵、ターミナル、海上積み出し機能を通じて輸送と輸出を支援しています。同社は主要産地や市場近くに戦略的な設備を配置し、供給増加や輸送需要に対応して成長機会を追求しています。

経営方針

同社は安定した現金創出と株主還元を両立する成長を目指しています。株主還元では、2023年・2024年にそれぞれ上限10億ドルの自社株買い枠を設定しており、2024年は593万3,050株を取得し総額約7.547億ドルを投じました(2024年12月31日時点で買戻し枠残高は約10.154億ドル)。配当も増額しており、2024年4月から四半期当たり0.75ドル(年換算3.00ドル)に引き上げています。財務面では2024年8月に償還2035年の5.50%無担保社債を10億ドル発行し、2025年2月には総額35億ドルの新回転融資枠を設定するなど、格付け引き上げ(S&P・Fitchの「BBB」、Moody’sの「Baa2」)を背景に資本構成と流動性の強化を図っています。設備維持費も増加しており、維持的投資は2024年で約2.319億ドルとなっています。

同社は「井戸から市場まで」を一貫提供する統合型の中流(ミッドストリーム)サービスに重点投資し、これが差別化の中核です。ガスの集荷・処理から液体の分留(モントベルビューの分留設備など)、貯蔵・輸送、海上ターミナルまでを連結する資産ポートフォリオを持ち、パーミアンからモントベルビューを結ぶGrand Prixなど主要輸送経路を自社で確保しています。契約構成はフィー(手数料)収入割合を高める方向にあり、ハイブリッドやフィーに下限を設けた契約の比率を増やすことで商品価格変動の影響を軽減する仕組みを強化しています(NGL=天然ガス液に対応したヘッジも実行)。

新規市場開拓と事業拡大では、パーミアン地域と下流の能力拡充を重点に据えています。近年のM&Aではデラウェア盆地の買収(買収対価の公表例で約34.953億ドルの取得価額配分)や、Grand Prixの残存持分を約10.5億ドルで買い取るなど、主要供給経路と分留・輸出能力の統合を進めてきました。一方でGCX持分の売却やジョイントベンチャーの再取得など、選択と集中によるポートフォリオ最適化も行っており、既存井戸の自然減衰を補うための新たな供給確保と輸出顧客へのアクセス拡大を狙っています。

同社は技術と持続可能性の取り組みにも注力しています。取締役会のサステナビリティ委員会やサステナビリティ担当副社長を設置し、2023年版サステナビリティ報告書でメタン強度削減などの目標を掲げています。モニタリングや排出算定の手法は進化中であると認識しつつも、設備運用の効率化、安全管理の強化、排出監視の導入などに投資しており、運転データや在庫管理を活用した損失低減やヘッジ戦略の高度化と合わせて、環境対応と事業の信頼性向上を図っています。