TEVA PHARMACEUTICAL INDUSTRIES LTDTEVA株価

時価総額
$387.3億
PER
ジェネリック・バイオシミラー・革新的医薬品の製造販売の最大手。AJOVYやAUSTEDOなどの主力製品を展開。約500品目、1,400剤型のポートフォリオ。2024年にPivot to Growth戦略実行。米国・欧州・国際市場35カ国超。

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企業概況
99文字)
業績概況
テーマ
1項目)
ブランド
2項目)
ライバル企業
1社)
同業種の日本企業
2社)

事業内容

TEVA PHARMACEUTICAL INDUSTRIES LTDは、世界的な製薬企業で、主に後発医薬品(ジェネリック)、バイオシミラー、自社開発の革新的な医薬品や一般用医薬品を開発・製造・販売しています。同社は錠剤や注射剤、吸入剤など多様な剤形を手がけ、大規模な生産・供給網を通じて多くの国で医薬品を提供しています。

主要な顧客は薬局チェーン、通信販売の調剤業者、卸売業者、病院や医師で、米国や欧州を中心に安定した販売チャネルを持っています。同社の収益は後発薬の大量販売によるボリューム収入と、AUSTEDO、AJOVY、COPAXONEなどの革新的薬の売上、さらにバイオシミラーや一般用医薬品、流通事業からの収入で成り立っています。

事業は米国、欧州、国際市場の三つの地域セグメントに分かれており、各セグメントが現地の規制やニーズに合わせて製品ラインを展開しています。同社は後発薬を基盤にしつつ、神経系や呼吸器、がん領域の革新的薬とバイオシミラーを成長の柱と位置づけ、販売・製造・流通まで一貫した体制で市場投入を進めています。

経営方針

同社は「Pivot to Growth」と呼ぶ中期戦略の下で、成長エンジンへの投資と財務健全化を両立させることを目指しています。2024年には事業を地域別に展開し、米国売上約80.3億ドル、欧州約51.0億ドル、国際市場約24.6億ドル(計約156億ドル)という規模感の中で、報告区分別の営業利益合計は約43.1億ドルを確保しました。一方で総債務残高は約178億ドルと大きいため、同社は事業ポートフォリオの最適化やワーキングキャピタルの改善を通じた債務削減と、成長分野へ戦略的資本配分を進めることを掲げています。

同社は差別化の柱として、革新的医薬品とバイオシミラー、そして高付加価値の複雑なジェネリック製品の三本立てを採用しています。具体的には中核成長製品としてAUSTEDO、AJOVY、UZEDYを重視し、ジェネリックでは米国で約500品目・1,400以上の剤形・規格を揃える大規模なポートフォリオと、Andaを通じた流通力で競争優位を築いています。また、バイオ領域ではSIMLANDI(アダリムマブ)の投入や、SELARSDI(ウステキヌマブ)の発売見込み、ProliaやSimponiらのバイオシミラーを米欧に申請済みで、これらを通じた差別化を目指しています。

新市場開拓と事業再編でも明確な方針を示しています。AJOVYはカナダや日本、韓国、ブラジルなどで順次展開し、AUSTEDOも中国やイスラエル、ブラジルで導入済みです。並行して非中核資産の整理を進めており、2024年1月31日に原薬(API)事業の売却方針を発表、また日本の合弁事業については2024年12月に売却契約を公表し2025年4月の完了を目指しています。こうした施策で固定費や設備投資の効率を高め、成長投資へ資源を振り向けることを目指しています。

技術革新への取り組みでは、基礎研究から製剤・製造まで一貫したR&D体制を強化しています。オリゴヌクレオチドやペプチドに特化した拠点や合成・発酵に強い開発センターを保持し、デュバキツグ(抗TL1A)での第2b相陽性などパイプラインの進展を加速させています。加えて、アロラン(オランザピン長期作用製剤)やDARI(喘息用二重作用吸入器)といった注目資産のマイルストーン達成を目指すとともに、協業・ライセンスや選択的買収を通じてパイプラインを補完する方針です。ただし、同社は高度な人材や研究者の確保が戦略達成の鍵であり、人材獲得・定着に失敗すると成長計画の実行が遅れるリスクがある点も明確に認識しています。