SCHMITT INDUSTRIES INC (SMIT) 株価

時価総額
$15.5万
PER
衛星通信によるタンク監視機器の有力企業。衛星型リモートタンク監視システムとモニタリングサービス、大手プロパン販売業者への導入実績。2022年7月に本社建物を350万ドルで売却した資金調達。米国・カナダ中心の事業展開。

株価・出来高の推移

時価総額の推移

プレミアム会員にご登録いただくと、
時価総額の推移にアクセスできます。

有料プランをチェック

PERの推移

プレミアム会員にご登録いただくと、
PERの推移にアクセスできます。

有料プランをチェック

PBRの推移

事業内容

Schmitt Industries Inc は持株会社として、精密計測機器やリモートタンク監視システムの開発・製造と、アイスクリームの製造販売という二つの事業を展開しています。同社は電子制御ユニットなどのハードウェアと、それに付随するソフトウエアや監視サービスを組み合わせたソリューションを提供しています。

同社の収益は事業ごとに分かれており、計測・監視事業では大手や地域のプロパン販売業者(例:Superior Propane、Suburban Propane、AmeriGasなど)を顧客に機器販売と月次の監視サービス料で稼いでいます。アイスクリーム事業は直営店舗での店頭販売に加え、工場からの卸売や通販で売上を上げ、販売時点で収益化しています。

事業構成は大きく「計測部門」と「アイスクリーム部門」に分かれています。計測部門はAcuityやXactといった製品ラインで衛星を活用した遠隔監視や電子制御機器を扱い、社内組立と品質管理(ISO 9001)を重視して運営しています。アイスクリーム部門はAmple Hillsブランドで工場生産と直営店ネットワーク、卸・オンライン販売を組み合わせて成長を目指しています。

経営方針

同社は成長戦略の中心をアイスクリーム事業「Ample Hills」に据え、同事業の拡大で収益基盤の立て直しとコスト削減を目指しています。具体的には2022年4月にAmple Hillsをコア事業とする方針を公表し、小売店の出店やブルックリンの15,000平方フィートの製造拠点を活用して売上拡大を図っています。一方で財務面は厳しく、2022会計年度の売上高は約9.89百万ドル、当期純損失は約3.28百万ドル、期末現金は1,050,910ドル、累積欠損は11,737,552ドルと報告されており、資金調達の余地を確保するため最大1億ドルの棚登録(債務・株式)や最大500万ドルの市場販売枠を届出済みです。

同社は重点投資分野としてAmple Hillsの小売展開とブランド強化、並びに業務改善による利益率の改善を重視しています。小売店舗の立ち上げに伴う固定資産投資(年度内の設備購入約996,905ドル)や、2022年7月に実行したポートランドの不動産の売却・リースバックで約350万ドルの資金調達を行うなど、事業拡大と資金繰りを両立させる施策を実行しています。差別化の源泉としては、Ample Hillsのブランド力や独自レシピ・ノウハウ(営業秘密や商標)に依拠すると同時に、品質管理でISO 9001:2015認証を維持している点を挙げています。

新市場開拓と事業構造の見直しにも積極的です。小売店舗はニューヨークやカリフォルニア等で段階的に出店を進めており(複数の新規開店予定を公表)、同社はMeasurement(計測)セグメントについては戦略的見直しを行い、Xact事業を含む測定関連ビジネスの売却や切り離しを検討してきました。Xactは衛星通信を使ったプロパンタンク監視でニッチ市場に強みがあり、Superior PropaneやAmeriGasなどの顧客を持ちますが、同事業は「持分売却・停止」扱いで分離表示されるなど整理を進めています(注:一部買収交渉や合併案は不成立に終わっています)。

技術革新と内部管理の強化にも取り組んでいます。同社は特許や著作権、営業秘密で技術を保護するとともに、研究開発投資は限定的ながら継続(2022年度のR&D費用は約40,456ドル)して新製品・改良を追求しています。また、財務報告に関する内部統制の弱点を認識し、会計チームの増員や外部顧問活用による是正計画を進め、残る重大な内部統制の欠陥の解消を2023会計年度末までに完了させる予定です。これらは資金調達や事業再編をスムーズに行うための基盤整備でもあります。

AIチャット