SK TELECOM CO LTD (SKM) 株価

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携帯・固定通信、メディアを手掛ける光回線シェア28.9%、固定電話・VoIPシェア15.8%の大手。5G通信、ブロードバンド、IPTV、Tコマース、IoTソリューション、クラウドサービスを展開。2024年12月にNATEとSK M&Serviceの株式を譲渡。韓国国内を中心に展開。

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事業内容

SK TELECOM CO LTDは韓国を代表する通信事業者で、主に携帯通信や固定回線によるブロードバンド、有料テレビサービスを展開しています。同社は端末販売に加え、5GやAIを活用したクラウドやIoTなどのデジタルサービスや企業向けソリューションにも注力しています。

主要な顧客は個人の携帯・ブロードバンド加入者と大企業や公的機関などの法人顧客です。収益は月額の通信料やデータ利用料、端末販売、他社からの接続料に加え、広告やTコマースなどの付加価値サービスから得ています。同社の「その他事業」は主にTコマースやポータルなどで、連結売上の約3%前後を占めています。

事業は大きく携帯サービス、固定回線・メディアサービス、その他事業の三つに分かれています。同社の携帯サービスは料金プランやデータ通信、端末販売が中心で、固定回線は光回線やIPTVなどのブロードバンドと有料テレビを扱っています。さらに企業向けにはIoTやマネージドクラウド、スマートファクトリーやAIを活用した業務ソリューションなどを提供し、これら新領域を成長の柱に育てようとしています。

経営方針

同社は通信事業での市場優位を維持すると同時に「AIカンパニー」への転換を掲げ、成長の両輪である既存事業の収益確保と次世代事業の育成を目指しています。具体的には5Gサービスの差別化と顧客体験の強化を柱とし、AIやビッグデータを組み込んだ商品・サービスで加入者のニーズに応えていく方針です。配当面でも2025年4月に年間配当1,050ウォン(2024年中に支払われた中間配当を除く)を決定し、同年の総配当支払額は2,235億ウォンとなるなど株主還元も継続しています。

重点投資分野としては、5Gの高度化(いわゆる5G‑Advanced)、AIインフラ、データセンターやクラウド、AIを活用したB2C/B2Bサービス、IoTやスマートファクトリーなどを挙げています。差別化のために同社は国際的な通信事業者と連携する「GTAA(Global Telco AI Alliance)」を結成し、Deutsche Telekom、e&、Singtel、SoftBankらと協業するとともに、Anthropic(出資100百万米ドル)やLambda(出資20百万米ドル)、Penguin Solutions(出資200百万米ドル)などへの出資を通じて外国のAI技術やGPUクラウドの能力を取り込んでいます。これらの投資は累計で300百万米ドル超に達しており、技術とサービスでの差別化を狙っています。

新市場開拓や事業再編では、非通信系資産のスピンオフや売却を通じた事業ポートフォリオの最適化を進めています。2021年のSK Squareへのスピンオフのほか、ポータル事業のNATEや人事福利プラットフォームのSK M&Serviceの一部を2024〜2025年にかけて譲渡し、資源をAI・クラウド・ネットワークに集中させています。また消費者向けAIアシスタント「A.(A dot)」に続きグローバル版「A*(Aster)」の米国正式ローンチを2025年下半期に予定するなど、海外展開にも踏み出しています。加えて、電動垂直離着陸機分野のJobyへの1億米ドル出資など、新たなモビリティ市場やサービス領域への参入も検討しています。

技術革新への取り組みは「AIピラミッド」と称する戦略で、基盤となるAIインフラの整備、既存事業へのAI適用、新たなAIサービスの創出という三層で進められています。ネットワーク側では5Gインフラを他事業へ活用することやエッジ処理の推進に注力し、サービス側では大規模言語モデルの共同開発や生成AIを用いた検索・対話機能の実装を進めています。研究開発投資やデータセンター・GPU基盤への出資を通じて内製と外部連携を両立させ、通信事業の強みを活かしたAI事業の拡大を図っているのが同社の特徴です。

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