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STEPAN CO【SCL】株価
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事業内容
STEPAN COは、特殊品や中間化学品の製造を主力とする化学メーカーです。同社はとくに界面活性剤を中心に、家庭用洗剤やパーソナルケア製品、工業用途向けの原料を生産しています。また、建築向けの断熱材原料や各種高分子原料、食品や医薬に使われる特殊化学品も扱っています。
同社の顧客は消費財メーカーや工業メーカー、農業向けや石油関連など多岐にわたり、最終消費者向けの小売りではなくメーカーへの供給が収益の中心です。売上は出荷ベースで計上し、スポット販売に加えて長期供給契約や継続的なバルク納入で安定した収益を確保しています。
事業は大きく界面活性剤、ポリマー、特殊製品の三つのセグメントで展開しています。界面活性剤部門は洗浄や乳化などの用途向け原料を提供し、ポリマー部門はポリウレタン原料や各種樹脂を建築や塗料・接着剤向けに供給しています。特殊製品部門は食品添加物や栄養補助、医薬用途の化学品に注力し、製品差別化と技術支援で顧客との関係を強めています。
経営方針
同社はサーファクタントと付加価値の高いアルコキシレート製品を成長の柱と位置づけ、製造能力の拡大で売上と利益の拡大を目指しています。サーファクタントは2024年の連結売上の約70%、ポリマーが約27%を占めており、2024年は営業利益が前年から1,190万ドル(約20%)増加しました。核心となる設備投資としては、テキサス州パサデナの新しいアルコキシレーション設備があり、同設備は2025年第1四半期の稼働開始を見込み、2025年度の資本支出は1億2,500万〜1億3,500万ドルを見込んでいます。
同社は差別化を図るため、製造能力と技術サービスへの重点投資を行っています。サーファクタントの生産は米国5拠点、欧州2拠点、ラテン米州5拠点、アジア2拠点の合計14拠点で行い、顧客ごとの処方対応や技術支援で単純な価格競争を避けています。製品ポートフォリオ強化の一例として、PerformanXの買収(取得対価約969万ドル、製造ノウハウ約275万ドル、顧客関係約325万ドル)により特殊アルコキシレートのラインアップを拡充し、パサデナ設備へのベースロード確保を進めています。また、環境規制対応のための支出は2024年に約1,200万ドルで、同年の総設備投資の約10%を占めました。
新市場開拓と事業拡大では、M&Aと既存拠点の活用による地理的拡大を志向しています。PerformanXの統合やパサデナ設備の稼働でパーソナルケア、家庭用洗浄剤、建材・自動車向けのポリマー用途など高付加価値分野の需要取り込みを目指しています。財務面では、2024年末のネット有利子負債は約5.257億ドル(Net debt $525.7M)であり、取引余力として株式買戻し枠の残高が約1.251億ドルと、成長投資と株主還元の両立を図る資金基盤を維持しています。
技術革新への取り組みとしては、研究開発と製造ノウハウの蓄積を重視し、製品改良や規制対応を進めています。R&D費は2024年に前年から約340万ドル減少しましたが、同社は処方開発や顧客向け技術サービスを継続的に提供しており、規制上の懸念(例:1,4-ジオキサン)や顧客の製品再処方に対応する新製品開発に注力しています。加えて、事業リスク管理ではCOSOに基づく全社的リスク管理やNISTのサイバーセキュリティフレームワークを運用し、第三者評価や従業員教育を実施して技術面と運用面の両方で安全性と信頼性の向上を図っています。