SentinelOne, Inc. (S) 株価

時価総額
$45億
PER
エンドポイントとクラウド向けサイバーセキュリティ製品の大手。自動化・AI基盤のプラットフォームSingularityを展開。2024年2月にPingSafeとStrideを買収、2023年11月にKSGを買収。米国中心に欧州・アジアへ展開、海外売上比率は2025会計年度で37%。

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4社)
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事業内容

SentinelOne, Inc.は自律型でAIを活用したサイバーセキュリティプラットフォームを提供する企業です。同社はエンドポイントやクラウド、サーバー上の脅威を予防・検知・対応するSingularityプラットフォームを主力とし、脅威の自動対処や可視化で運用負荷を下げることを重視しています。さらにデータ分析やアイデンティティ保護などを拡張するモジュールやマーケットプレイスも展開しています。

同社の顧客はフォーチュン500などの大企業から中小企業、公共機関まで幅広く、米国連邦機関向けの認証(FedRAMP)も取得しています。収益構造はサブスクリプション型のライセンス収入が中心で、技術サポート、導入支援、マネージド検知・対応(MDR)といったサービス収入が継続的な売上を支えます。直販とチャネルパートナーの両方を使い、導入後に追加モジュールを販売する「ランド・アンド・エクスパンド」戦略で顧客当たりの収益を伸ばしています。

同社の事業はモジュール化された製品ラインで構成され、エンドポイント保護、クラウドセキュリティ、アイデンティティ保護、脅威ハンティングなどの機能群を持ちます。Singularity Marketplaceという開放型のエコシステムで外部ツールやパートナー製品と連携し、一元運用できる点を差別化要素としています。研究開発とAI人材への投資を続け、プラットフォームの機能拡張とパートナー経由の市場拡大を成長の柱にしています。

経営方針

SentinelOneは急速な売上拡大を成長の中心に据えています。2025会計年度の売上は8.215億ドルで、前年から32%の成長を記録し、粗利益率は71%から74%へ改善しました。同社は今後も売上拡大を優先しつつ、営業・マーケティングへの投資を絶対額で増やし、研究開発費は売上比率で徐々に低下させる方針を示しています。なお、営業効率やコスト構造の最適化を図るため、2023年6月に発表したリストラクチャリングは2025会計年度末にほぼ完了しており、同社は市場環境の変化を注視し必要に応じて追加対策を講じることを目指しています。

同社は技術と人材への重点投資で差別化を図っています。R&D支出は2025会計年度で2.67億ドルに達し、従業員数は前年の約2,300人から約2,800人へ増加しました。同社はサイバーセキュリティと人工知能に強みを持つ人材の獲得・維持を重要視しており、自律的に脅威を予防・検知・対応するプラットフォームとモジュール群を拡充することで競合と差別化を目指しています。プラットフォーム内の機能拡張や「Singularity Marketplace」による他ツールとの連携を通じて、顧客が一元的に運用できる価値を提供することを狙っています。

新市場開拓と事業拡大ではチャネルと行政分野の活用を重視しています。海外売上比率は2025会計年度で37%に達しており、同社は更なる国際展開を進めるとともに、米国連邦機関向けにFedRAMP High認証を活用して連邦政府分野での導入拡大を目指しています。加えて、MSPやMSSP、MDR、IR各社などのパートナーを“フォース・マルチプライヤー”として活用することで市場浸透を図り、クラウドセキュリティ(PingSafe買収)や自動化(Stride買収)、アイデンティティ関連(Attivo買収)など戦略的買収を通じてカバー領域を拡大する方針です。既存顧客の追加導入による「land-and-expand」戦略は好調で、ドルベースのネット継続率は110%(2025年1月31日時点)となっています。

技術革新への取り組みは同社の中核戦略です。研究開発センターを北米、欧州、中東、アジアに分散して配置し、世界中の技術者を招へいする分散型の人材モデルで先進的なAIとセキュリティ技術を開発しています。具体的には自律的・AI駆動の脅威検知・対応機能やデータ解析機能の統合を進め、製品モジュールを順次追加してプラットフォームの利用範囲を広げることを目指しています。また、内部用途ソフトウェアとして資本化する開発投資やマーケットプレイスによるエコシステム構築も進め、技術基盤を強化して長期的な競争優位を確立することを目指しています。

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