RIO TINTO PLCRIO

時価総額
PER
クラウド会計ソフトの大手。中小企業向け自動仕訳AIと銀行口座連携APIを展開、顧客数50万社。2023年にシリーズCで100億円を調達、2024年に同業を30億円で買収。2012年創業、日本・東南アジアで展開。

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企業概況
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業績概況
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同業種の日本企業
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事業内容

RIO TINTO PLCは世界的な資源大手で、鉄鉱石、アルミニウム、銅などの金属や鉱産物を採掘・生産しています。同社は大規模な鉱山と加工設備を運営し、原料を安定的に市場へ供給することで競争力を保っています。

主要な顧客は製鉄所や金属加工業、建設や自動車などの産業分野で、これらに原料を販売して収益を得ています。同社の業績は商品価格の影響を受けやすいものの、長期契約や大口取引で安定性を高め、規模の経済でコストを抑えて利益を確保しています。

事業は主に鉄鉱石、アルミニウム、銅・ダイヤモンド、その他の産業用鉱物に分かれており、鉱山の開発・操業から精錬・販売まで一貫して行っています。同社は各地域での大規模プロジェクトや合弁事業も展開し、原料出荷に加えて加工品や物流面での付加価値も重視しています。

経営方針

リオ・ティントは高いキャッシュ創出力を基盤に、株主還元と資本効率を重視した成長を目指しています。同社は安定した配当と余剰資金の自社株買いを通じて総合的なリターン向上を図っており、長期的には温室効果ガス排出を2050年までにネットゼロにするという目標を掲げています。鉄鉱石については年間で約3億トン規模の生産基盤を維持しつつ、収益性の高い資産に資本を集中させる方針です。

重点投資分野は既存のコア資産の維持・拡張と脱炭素化関連の投資にあります。具体的には、豪州ピルバラの鉄鉱石操業や銅・アルミの主要鉱山に数十億ドル規模の設備投資を割り当て、故障低減や品位改善でコスト競争力を高めています。同社は低炭素アルミの生産や高品位鉱石の安定供給で差別化を図り、価格変動に強い事業ポートフォリオを形成しています。

新市場開拓では、電動化や再生可能エネルギーの需要を背景に銅や低炭素アルミの比率を高める戦略を取っています。同社は選択的な買収や合弁を通じて供給チェーンの上流・下流を強化し、バッテリー向けの素材や加工品への露出を拡大する計画です。また既存資産の能力増強で市場シェアを維持しつつ、新興市場にはパートナーシップを軸に段階的に進出しています。

技術革新については現場自動化と製錬・精錬の低炭素化を両輪で進めています。無人運転列車や自律走行トラックなど数百台規模の自動化機器を導入し、運用効率と安全性を高めているほか、アルミニウムの製錬で直接排出を抑える新技術(例:不燃性陽極などの共同開発)に投資しています。デジタル化や人工知能を使った生産最適化も推進しており、これらの取り組みでコスト削減と環境負荷低減を同時に達成することを目指しています。