RHRH株価

時価総額
$31億
PER
高級家具・住宅用品の最大手。ギャラリーを軸に店舗、ウェブ、Sourcebookによる体験と21箇所のホスピタリティを展開。2023年秋のSourcebook投入と22年の自社株買い枠20億ドル追加で総額24.5億ドルを計上。米国・カナダ・英国・ドイツ・ベルギー・スペインで展開。

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企業概況
97文字)
業績概況
テーマ
1項目)
ブランド
ライバル企業
4社)
同業種の日本企業
5社)

事業内容

RHは住宅向けの高級家具とライフスタイルを一貫して手掛ける小売り・ブランド企業で、家具、照明、テキスタイル、バス用品、屋外用家具や子ども向け家具など幅広い商品を扱っています。同社は実店舗のギャラリーをショールームとして位置づけ、ウェブサイトや印刷カタログ(Sourcebooks)と連動させた販売チャネルでブランド体験を届けています。

同社の主要顧客はデザインや品質を重視する高所得層や比較的購買力のある個人消費者で、単品販売だけでなく空間全体のコーディネート需要を狙っています。収益は高付加価値の商品販売が中心で、実店舗、オンライン、カタログの各チャネルが売上を支え、ギャラリー内のレストランやワインバーなどホスピタリティ事業が付随的に売上と顧客滞在時間を伸ばしています。

同社は商品をデザイン志向で複数のコレクションに分類し、伝統的な様式から現代的なデザイン、屋外用、ベビー・ティーン向けまで揃えています。さらに、大型のデザインギャラリーでの販売面積拡大やホスピタリティ導入を通じてブランド価値を高め、今後は宿泊事業やカスタムオーダーなどを含めた事業の多角化を進めています。

経営方針

同社は長期的な成長に向けて「商品変革」「プラットフォーム拡大」「キャッシュ創出」を柱に据えています。具体的には、各市場に規模に応じた大型のデザインギャラリーを展開することで、同社の多彩な品揃えの価値を引き出し、北米だけで年商5〜6億ドル(原文では5〜6ビリオンドル=50〜60億ドルの可能性を示唆)相当の機会を見込んでいるとしています。資本配分では株式買戻しを積極的に行ってきており、過去には2022会計年度に約370万株(約10億ドル)、2023会計年度に約390万株(約13億ドル)を買戻しましたが、2024会計年度は買戻しを行わず、現時点で買戻し枠の残高は約2.01億ドルとなっています。配当は当面予定していません。

同社は高付加価値商品の開発と体験型の店舗づくりに重点投資しています。2023年以降で史上最多規模の新商品群を導入し、RHインテリアやRHモダン、RH屋外用品など複数のコレクションで品質やデザインを引き上げる施策を進めています。さらに、多くの新設ギャラリーにレストランやワインバーなどのホスピタリティ機能を組み込むことで単なる商品販売と差別化し、顧客に「空間」を売る戦略を採っています。こうした取り組みは、実店舗での滞在時間を延ばしオンラインでは得られない購買動機を創出することを狙いとしています。

新市場開拓と事業領域の拡大にも積極的です。同社はすでに米国、カナダ、英国、ドイツ、ベルギー、スペインで事業を展開しており、今後は北米の主要市場ごとにデザインギャラリーを整備していく計画です。また、ギャラリー外での体験提供として「RHゲストハウス」構想を掲げ、北米のホテル市場(約2,000億ドル規模)に対する新たな参入機会を模索しています。ただし、国際展開や新カテゴリー開拓には短期的なコストやオペレーションの不確実性が伴うため、業績への影響が出るリスクも明示しています。

技術とオペレーションの面では、同社は販売チャネルの統合と顧客体験改善に投資しています。実店舗を「ショールーム」とし、ウェブサイトやカタログ(Sourcebook)を仮想・印刷の延長と位置づけるオムニチャネル戦略を強化中です。一方で供給網の改善も課題であり、2024会計年度の仕入れ先構成では調達額の約72%がアジア(ベトナム35%、中国23%ほか)、約18%が北米(うち米国10%)となっており、物流や生産遅延、原材料費上昇への対応が成否を分けます。こうした点を踏まえ、同社はプラットフォームとサプライチェーンの改善を通じて、販売機会を確実に取り込む取り組みを進めています。