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REX AMERICAN RESOURCES Corp【REX】株価
株価の推移
出来高の推移
PERの推移
PBRの推移
時価総額の推移
事業内容
REX AMERICAN RESOURCES Corpはエタノール生産施設への投資・運営を中心に事業を展開する企業です。同社はトウモロコシを原料に燃料用の変性エタノールを製造するとともに、発酵過程で生じるディスティララーズグレインやディスティララーズコーンオイルといった副産物の生産・販売を行っています。また、複数の合弁事業や持分投資を通じて地域のエタノールプラントに関与しています。
主要な顧客はガソリンのブレンダーや精製業者などの燃料市場向け買い手、家畜飼料メーカーや輸出業者など副産物の購入者が中心です。同社の収益はエタノールと副産物の販売が大半を占め、加えて持分投資からの配当や投資収益も収入源になっており、トウモロコシや天然ガスなどの商品価格変動に業績が左右されやすい構造です。
事業構成は報告上「エタノールと副産物」の単一セグメントに集約しており、二社を連結、もう一社を持分法で運営する形で複数の製造拠点を保有しています。製品ラインは変性エタノール、ディスティララーズグレイン(飼料)、ディスティララーズコーンオイルに加え、これらの販売・物流を支えるマーケティングや契約取引、価格変動リスクを管理するヘッジ戦略を実施しています。さらに、低炭素化や炭素貯留プロジェクトへの投資にも取り組んでいます。
経営方針
同社はエタノール関連資産への出資と事業拡大を通じて持続的な成長を目指しています。現在は3つのエタノール事業体に出資しており、そのうち2社は過半数出資で連結しています。2025会計年度の純利益は約71,486千ドル(約7,148万ドル)、営業キャッシュフローは約64,192千ドル、同年度の設備投資額は約71,318千ドルと積極的な投資を継続しており、強い現金保有(約196,255千ドル)や自社株買い(直近で合計数十万株、取締役会はさらに150万株の買戻し枠を承認)を資本配分の柱としています。
同社はエタノール本体に加え、副産物であるディスラーズグレインやディスラーズコーンオイルの収益化を重視し、地元開発支援を通じた差別化を図っています。ディスラーズグレインは飼料としての輸出需要が利益に影響するため、輸出比率(2024年は米国生産の約37%が輸出)やコーンオイル抽出の工程管理を含めて付加価値化を進めています。また、原料のトウモロコシや天然ガス、製品のエタノール等の価格変動リスクに対しては、先物や期先契約を使って価格をある程度固定する運用を行い、収益の安定化を図っています。
新規市場や事業領域では、同社は低炭素分野への展開を明確に掲げています。具体的には、One Earth Energy 地域における炭素隔離(カーボン・シーケストレーション)プロジェクトに取り組んでおり、各エタノール工場の炭素強度を下げる施策を並行して推進しています。将来的な買収や追加出資も視野に入れており、余剰資金を成長投資に振り向ける一方で、買収による負債増や投資回収の不確実性といったリスク管理も同時に行っています。
技術面では、生産効率と環境性能の両面で改良を進めています。工場の設備更新やプロセス改善に対して年間数千万ドル規模の資本支出を実施し、1ブッシェル当たりの実現収率を高める努力を続けています(同社は概ね1ブッシェル当たり約2.9ガロンのエタノール生産を見込んでいます)。加えて、炭素強度低減や炭素隔離の技術導入、ディスラーズコーンオイル抽出技術の最適化、そして事業継続性を支える情報システムの強化(外部専門家と連携した多要素認証や暗号化などのセキュリティ対策)を通じて、競争力と規制対応力の向上を目指しています。