NOVARTIS AG (NVS) 株価

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革新的医薬品の最大手。心血管・免疫・神経・腫瘍の高付加価値薬、放射性標的療法や遺伝子・細胞治療を展開。2024年売上は503億米ドル、2024年5月の大規模買収で事業強化の実績。米国42%・欧州31%を中心に世界展開。

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事業内容

Novartis AGはスイスに本拠を置く大手製薬会社で、研究開発から製造、世界的な販売まで一貫して行っています。同社は心血管・腎・代謝領域、免疫系、神経系、がん領域を中心に、高付加価値の処方薬や一回投与型のセル・遺伝子治療、放射性標的治療などの先端治療を開発・提供しています。

同社の主要な顧客は病院や診療所、医師、保険者や各国の医療制度で、売上は米国と欧州に大きく偏っています(直近は米国約42%、欧州約31%)。主力薬の多くは慢性疾患向けで継続的な使用により安定的な収益源となる一方、セル・遺伝子や放射性治療のような一回投与型製品も成長の柱になっています。また上位の顧客数社で売上の相当部分を占めています(例:最大顧客で約17%)。

事業は治療領域別の製品群と、基盤技術プラットフォームによって支えられています。化学合成とバイオ医薬の既存技術に加え、放射線標的治療、xRNA、遺伝子・細胞療法といった先端プラットフォームに投資し、世界各地の自社工場や外部委託先で製造・供給の安定化を図っています。成長戦略は高付加価値薬の投入、業務の効率化、そして買収や提携による技術獲得で新製品のパイプラインを強化することにあります。

経営方針

同社は成長を「高付加価値医薬品の継続的な供給」によって実現することを目指しています。2024年の売上高は約503億ドルで、そのうち米国が約211億ドル(42%)を占めています。既存の主力薬(Entresto、Cosentyx、Kisqali、Kesimpta、Scemblix、Pluvicto、Leqvioなど)の販売が好調で、成長ドライバーの売上は対2024目標で106%を達成しました。利益率改善にも注力しており、コア営業利益率は38.7%に達しており、2027年の40%到達を目指しています。研究開発面では、2024年に主要承認を7件取得し(目標6件)、規制申請は15件(目標10件)といった具体的な成果を上げています。

同社は投資の重点を4つの治療領域に絞り、これを差別化の柱にしています。具体的には循環器・腎・代謝、免疫、神経系、がんの各分野に深く投資するとともに、化学合成と生物薬を基盤とし、放射性核種を用いた治療(放射線標的治療)、次世代のRNA技術(xRNA)、遺伝子・細胞治療といった先端技術プラットフォームに注力しています。差別化策としては自社のプラットフォームを組み合わせた「研究→開発→商業化」を一体で進める体制を整え、外部技術や有望パイプラインを取り込むため2024年にMorphoSys(約25億ドル相当)やMariana Oncology(買収金額約10.4億ドル)などを含む24件の提携・買収を行い、短期的な製品供給力と長期的な開発力を同時に強化しています。

新市場開拓と事業拡大では、同社は米国・ドイツ・中国・日本を優先市場と位置づけつつ、新興市場の成長も取り込もうとしています。2024年の新興成長市場の売上は約129億ドルで全体の26%を占めており、地域別戦略を維持しています。製造面では細胞・遺伝子治療、放射性治療、xRNAなど多様な技術での生産能力を世界各地に展開し、ADACAPの生産拠点統合など供給体制の拡大を進めています。アクセス面では約1億人単位ではなく実際に296百万(2.96億)人の患者に医薬品が届いており、全ての新薬についてグローバルなアクセス戦略を100%実施する方針を掲げています。一方で米国の価格交渉制度など外部環境には対応が必要で、Entrestoについては2026年に向けてインフレ抑制法(IRA)に基づく「最大公正価格」を受け入れる判断を行うなど現実的な対策も取っています。

技術革新への取り組みは同社の戦略の中心で、AIやデジタル化を実用段階で活用しています。社内の変革プログラム「Lean Digital Core」や人事システムの刷新(Workday導入)を通じて業務基盤の効率化を進め、AIツールは分子リードの創出で目標を上回る3件を実現し、パーキンソン病の新規標的探索や臨床試験設計の改善で10件の効率化を達成しました。環境・社会面でも2022年比でScope1–3排出量を15%削減し、2040年ネットゼロを目指すなど持続可能性を技術革新と同時に進めています。

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