MARATHON OIL CORP (MRO) 株価

時価総額
$164.8億
PER
4.6倍
石油・天然ガスの探査・生産の大手。粗油・NGL・天然ガスの生産と販売、純生産ベースでのマーケティングを展開。2022年12月にイーグルフォード資産を30億ドルで買収。米国・赤道ギニアを中心に、2023年末時点で従業員1,681人で展開。

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事業内容

MARATHON OIL CORPは独立系の石油・天然ガスの探鉱・生産会社で、原油・コンデンセート、天然ガス、天然ガスから得られる液体(NGL)を掘削して生産しています。同社は採掘した資源を販売することが主力事業で、エクアトリアルギニアでは液化天然ガス(LNG)やメタノールの生産にも関与しています。

同社の主要な顧客は製油所、商品トレーダー、ミッドストリーム事業者などで、売上はスポット販売と長期契約の両方から成り立っています。販売では引渡し地点での引渡しをもって収益を計上し、処理や販売を行うミッドストリームが手数料や取り分を受ける仕組みがある点が特徴です。共同所有地では同社がオペレーターとして他者分の販売を手配することもありますが、売上は同社の正味生産分のみで認識しています。

事業は北米の探鉱・生産と国際の探鉱・生産の大きく二つの報告セグメントに分かれ、主要な生産地域にはパーミアンやイーグルフォード、バッケン、メキシコ湾、エクアトリアルギニアなどが含まれます。製品ラインは原油・コンデンセート、天然ガス、NGLに加え、地域によってLNGやメタノールといった加工品まで幅広く取り扱っています。操業面では自ら探査・開発・生産を行い、共同事業者と費用を按分する形で資産を運用しています。

経営方針

同社は責任ある資源開発を通じて株主に持続的で高いキャッシュリターンを提供することを目指しています。具体的にはキャッシュ創出に見合った支出に抑える資本配分の枠組みを採用し、優先順位を株主還元と一株当たり成長、債務返済、そして探鉱在庫の補充に置いています。直近では2024年の資本予算を19〜21億ドルとし、2023年は営業活動によるキャッシュフローが約41億ドル、資本支出は約19〜20億ドルで予算内に収めました。2023年は約15億ドルの自社株買いを実施して発行株式数を9%削減し、配当は1株当たり0.41ドルに引き上げています。

重点投資分野は米国のコア資産群で、同社はイーグルフォード(テキサス)、ベーケン(ノースダコタ)、STACK/SCOOP(オクラホマ)、パーミアン(ニューメキシコ/テキサス)に資本を集中しています。差別化点は高い権益比率と資本効率、オペレーションの低コスト化にあります。例えば2022年に終了したイーグルフォードの買収では約13万ネットエーカー(平均97%の権益)を約30億ドルで取得し、生産基盤と埋蔵量を短期間で拡充しました。国際面では赤道ギニアでLNGやメタノール関連の事業を有し、ミッドストリームとの契約を活かして販売の柔軟性と価格露出を最適化しています。

新市場開拓や事業拡大は選択的なM&Aと既存資産の効率化で進めています。直近のイーグルフォード買収は生産ボリューム増(米国地区の販売量は2023年に前年から約25%増)という形で即効性のある成長をもたらしました。今後は高収益性資産の追加取得や、赤道ギニアでのガスハブ・LNG関連事業への関与拡大で世界のLNG市場への露出を高めることを目標にしています(ただし進捗は商品価格や規制環境に依存します)。また自社株買戻しの認可残高は2023年11月時点で約25億ドル分が設定されています。

技術革新への取り組みとしては掘削・生産効率の改善、運転コスト削減、環境・安全対策の強化に重点を置いています。デジタル化や生産最適化技術を導入して一井当たりの生産性向上や非効率の低減を図り、温室効果ガスや水管理といったESG領域でも計測・低減技術を進めています。加えて、天然ガスやNGLの販売では加工プラントの「テイルゲート」での引渡しや割合型契約を利用して収益確保を図る一方で、ヘッジや厳格な資本配分ルールにより価格変動リスクを管理しています。

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