MESOBLAST LTD (MESO) 株価

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商業段階の細胞治療新興企業。FDA承認の細胞由来治療製品を展開。2025年6月27日のロンザとの製造委託契約、2021年11月のオークトリー貸付契約などの資金調達。米国・豪州・シンガポールを中心に展開、従業員数73人(2024年6月30日時点)。

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事業内容

Mesoblast Ltdは、他家の間葉系由来細胞を基盤にした医薬品の研究・開発と商業化に注力するバイオ企業で、重篤な炎症性や変性疾患向けの細胞治療を手がけています。主力製品として米国で承認を得たRyoncil®をはじめ、臨床段階の治療候補を複数抱え、再生医療領域での実用化を目指しています。

同社の主要な顧客は病院や医療機関、保険者、そして地域ごとの販売ライセンス先などで、収益は製品販売収入に加え、提携先からのマイルストーンやロイヤリティ、共同開発契約からの収入で構成されています。製造は外部の受託メーカーを活用しており、供給体制や償還(保険適用)状況が収益性に直接影響します。

事業は大きく商業化部門と臨床開発部門に分かれ、商業部門ではRyoncil®の市場導入と販売体制整備を進め、開発部門では心不全や慢性の痛みなどを含む後期臨床候補の育成を行っています。加えて、製造能力の拡大、知的財産の強化、戦略的提携や地域別ライセンスを通じた市場展開を優先しており、限られた人的資源で効率的に事業を伸ばす方針です。

経営方針

同社はRyoncil®(remestemcel‑L)の米国での商業販売を開始したことを成長の基盤とし、後期開発品の承認と市場投入を加速して収益化を図ることを目指しています。直近のバランスでは現金および現金同等物が1億6,160万米ドル($161.6M)あり、これを元手に臨床開発と商業化を並行して進めていますが、同社は当面も研究開発や商業化投資により赤字が継続すると見込み、追加の資金調達が必要になる可能性があることを明確にしています。

同社は細胞治療プラットフォームと製造能力に重点投資することで差別化を図っています。具体的にはLonzaなど受託製造パートナーとの契約を基盤に、収率を改善するプロセス開発や次世代のバイオリアクター技術、実用的な効率化策に資金を割いており、プラットフォーム関連の工程改善で在庫コスト削減と安定供給を狙っています。またFY25ではMPC‑06‑ID(慢性腰痛)の確認的第3相試験の進展に伴い外部研究費が約500万ドル増加し、従業員の短期インセンティブについては現金支出を回避するため約470万ドルの回避策として従業員がオプション選択を行い、結果として株式報酬費が590万ドル増えたというコスト管理の具体策も実行しています。

同社は新市場開拓と事業拡大において、米国以外の規制当局での承認取得や保険償還の獲得を目指すとともに、第三者販売組織やライセンス提携により販売網を拡大する方針です。既にグローバルな開発・商業化契約や地域ライセンシングの履歴があり、成人の難治性移植片対宿主病(SR‑aGVHD)や慢性心不全(CHF)、炎症性適応症といった複数適応でのラベル拡大や新規適応獲得を追求しています。商業化に当たっては自社による営業体制構築と外部委託の両面を検討しており、保険者との交渉や市場アクセス体制の整備を重視しています。

同社は技術革新を継続的投資の柱と位置づけ、特許ポートフォリオの維持・強化や有力な品質試験(ポテンシー試験)整備に取り組んでいます。具体的には、製造歩留まり向上や労務コスト低減を目指したプロセス開発、バイオリアクターや平面培養の最適化、ならびに次世代製造工程の導入を進めており、これらを通じて商業供給の安定化と製品単価の低減を図ることを目指しています。

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