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Loop Industries, Inc. (LOOP) 株価
株価・出来高の推移
時価総額の推移
PERの推移
PBRの推移
事業内容
Loop Industries, Inc.は廃プラスチックやペットボトル由来のポリエステルを化学的に分解して、再生ながらもバージンに近い品質のPET樹脂を再生する技術とその製品を事業の中核にしています。同社は自社で生産するLoop™ PET樹脂の販売に加え、その製造プロセスの技術許諾や、Infinite Loop™方式の施設設計・エンジニアリングを事業として展開しています。
主要な顧客層は飲料や食品、日用品などの容器を扱うブランド企業や包装業者、そして技術を導入するパートナー企業や合弁事業体です。同社の収益は樹脂販売の単価・数量に加えて、技術許諾の前払料金やマイルストーン、将来的なロイヤルティ、さらに施設設計などのエンジニアリング収入から成り立っており、現時点では許諾・サービス収入が重要な比重を占めています。
事業は主に三つの柱で構成しています。ひとつは同社の小規模プラントでのLoop™ PET樹脂の製造と顧客向けデモ、ふたつめは技術許諾とライセンシング事業、そしてみっつめは合弁事業やエンジニアリングサービスを通じた商業プラントの設計・構築支援です。同社は商業規模での生産拡大や収益化に向けてパートナーとの合弁や外部資金の確保に依存しており、スケールアップが今後の成長の鍵になっています。
経営方針
同社はInfinite Loop™技術の商業化を軸に、研究開発段階から商業段階への移行を目指しています。具体的には、テスト設備として稼働しているTerrebonne(ケベック)施設での製品活用を進め、インドに計画する商業プラントの基本設計を完了させ、マルチイヤーのオフテイク(長期購入)契約やライセンス収入を確立することで数年内の収益化を図る方針です。直近の財務状況としては、2025会計年度の純損失が約1,510万ドル、手元現金は約1,297万ドルである一方、2024年12月にReed社との取引で約2,079万ドルの資金調達を実施しており、経営は流動性を十二ヶ月先まで管理しつつ成長投資を進めています。
同社は設備投資よりもライセンス供与とエンジニアリングサービスを重視することで差別化を図っています。高コスト地域では自社で大規模投資を抑え、代わりに技術供与と設計サービスで収益を獲得しつつ、低コスト地域では合弁や直接出資によるプラント建設を検討する二刀流のビジネスモデルを採っています。差別化の源泉としてはInfinite Loop™という独自プロセスと、特許出願など知的財産の保護を挙げており、直近では特許関連に約45万ドルを投じるなど知財強化に具体的に投資しています。
新市場開拓と事業拡大はインドを当面の優先地域と位置づけています。インドの合弁事業には2025年度に約195万ドルを投じ、同時にIndoramaとの合弁から約37万ドルの分配を受けるなど地域展開の基盤整備を進めています。欧州ではReedとのライセンス取引や、過去に進めていた複数のパートナーシップを通じて市場参入を図る一方、韓国の案件は戦略見直しにより終了しており、今後は「資本を要する地域は低コスト国中心、サービス提供は高コスト国中心」といった方針で事業拡大を行う計画です。資金調達手段としては政府補助、ライセンス収入、そして最大1億7,500万ドルまでの公募枠を活用することも想定しています。
技術革新への取り組みでは、同社はコア技術の実用化を進めつつ継続的な改良と品質管理に注力しています。研究開発関連費用の一部は税額控除を活用し、また人材確保のため株式報酬制度を用いるなど人的投資も行っており、2025年度の研究開発関連の株式報酬は約47万ドル相当が計上されています。併せて特許出願や第三者検証、サイバーセキュリティ対策や品質監視体制の整備を進めることで、顧客への製品供給とライセンス提供を安定的に実行できる技術基盤の構築を目指しています。