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LMP Automotive Holdings, Inc.【LMPX】株価
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時価総額の推移
PERの推移
PBRの推移
事業内容
LMP Automotive Holdings, Inc.は、自動車の購入・賃貸・サブスクリプション・販売をワンストップで行うホールディングカンパニーとして事業を展開しています。買い取った中古車やメーカーから fleet 価格で仕入れた新車を在庫として持ち、オンラインと実店舗の両方で販売するとともに、最短30日からのサブスクリプションや短期レンタルを提供しています。プラットフォームを通じて取引の多くをデジタル化し、顧客に使いやすい購買・利用体験を提供しています。
同社の主要な顧客は個人の自動車購入者や賃貸・サブスク利用者、そして卸売やオークション経由の業者買い取り先などが中心です。収益は主に小売・卸売の車両販売と、賃貸・サブスクリプションからの継続的な利用料に由来し、第三者を通じた自動車ローンの取り次ぎや延長保証などの付帯収入もあります。加えて、ディーラー買収や車両在庫の拡大が収益構造に影響しています。
事業は大きく販売、賃貸・サブスクリプション、そして関連する金融やアフターサービスに分かれています。販売部門は実店舗とオンラインのショールームで中古車・新車を扱い、賃貸・サブスク部門は短期レンタルと月単位の利用モデルを運営しています。さらに、サブスクリプション用のアプリや配送・引取の手配などデジタルおよび現地サービスを組み合わせ、ディーラー買収を通じた店舗ネットワークの拡大にも取り組んでいます。
経営方針
同社は「買う(Buy)・貸す/定額利用(サブスクリプション)・売る(Sell)・繰り返す(Repeat)」の循環モデルで急速な規模拡大を目指しています。公開株式の発行で得た資金を成長の原資に充てており、2019年のIPOで純調達額は約1,200万ドル、2020年の追加公募では純調達額が約1,730万ドルでした。短期的には買収による店舗数と保有在庫の拡大で収益基盤を太らせ、取得した事業からの営業キャッシュフローと車両ファイナンス(フロアプラン貸し出し)を組み合わせて追加投資を賄う計画です。
重点投資分野は実物資産と運転資本、そして顧客獲得に直結するソフトウェアです。具体的には中古車・レンタル用の車両在庫の積み増し、ディーラーや実店舗の不動産取得、ならびに車の定額利用サービス向けのアプリやプラットフォーム整備に資金を投入しています。差別化策としては実店舗とデジタル販売を統合し、在庫をレンタルやサブスクリプションで稼働させた後に再販する「循環モデル」により在庫回転とマージン改善を図る点を打ち出しています。例として、2020年2月に高級車フリート約280万ドル相当を取得し、同時に車両サブスク用のソフトウェアライセンスを獲得したことが挙げられます。
新市場開拓と事業拡大は主に戦略的買収で進めています。直近ではテネシー州、ウエストバージニア州、フロリダ州などでディーラーや不動産を取得しており、具体的にはバチマン買収で約750万ドル、ベックリー関連で約2,460万ドル、フチッロ買収で約6,850万ドルを投じています。さらにコネチカットの自動車リース・板金会社の51%取得など地域にクラスターを作ることで物流・整備・販売を効率化し、買収後の統合で固定費削減と現金創出を狙っています。資金調達は株式、公募増資、優先株発行や銀行借入・フロアプランの活用で行っており、2021年2月には優先株の発行で約1,869万ドル(手取)を得ています。
技術革新については販売プロセスのデジタル化とサブスクサービスの自社化を進めています。オンラインでの車両閲覧・契約手続き・配車調整を一元化するプラットフォームを整備し、アプリを通じた定額利用サービスの提供を計画しているほか、取得したサブスク用ソフトウェアの改良権は同社側に帰属するため機能強化を進めやすい体制です。同時に、公開会社としての情報開示・内部統制の強化にも取り組み、買収後の会計・システム統合や運営管理の改善に投資することで、成長を支える運営基盤の安定化を目指しています。