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Livento Group, Inc.【LIVG】株価
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時価総額の推移
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事業内容
Livento Group, Inc.は、映画・テレビ作品の企画・制作と、投資運用向けの人工知能(AI)を使った分析サービスという二本柱で事業を展開しています。同社はBOXOブランドで映画やテレビのプロジェクトを取得・共同制作し、配給会社が参画した段階で収益化を図る一方、Eliseeというソフトで投資ポートフォリオの分析・最適化サービスを提供しています。
同社の主要な顧客は投資運用会社やファミリーオフィスなどの投資関係者で、Eliseeは初期のデータ分析料と資産規模や追加サービスに応じた継続的な手数料で収益を得ています。BOXO事業は各作品ごとに合同の出資構成を組み、同社は比較的小規模な出資を行って制作管理を担い、完成後の配給収益の一定割合を取得することで収益化しています。
事業セグメントでは、Eliseeが大量の公的データを取り込みニューラルネットワーク等で短期的な挙動予測や最適配分の提案を行うソフトウェア製品として位置づけられ、社内に数名の専任アナリストと開発者がいます。BOXOは長年の制作経験を持つコンサルタントチームがプロジェクト選定・資金組成・制作管理を行い、複数の獲得プロジェクトや子会社を通じて作品を供給し、低コストの仮想オフィス体制で運営しています。
経営方針
同社は成長の柱を映像制作(BOXO Productions)と投資分析ソフト(Elisee)の二本立てに置き、短期的には映像事業でのキャッシュフロー確保を優先しています。具体的には「今年は6本の映画を目標」としており、各作品への同社の現金出資は通常30万〜70万ドル、完成後は配給会社が参入した段階で回収・収益化する仕組みを採っています。作品ごとに一般的に現金収益の20%を保持する方針で、これらの配当や販売収入によって事業拡大資金を確保する計画です。株式面では、2023年末時点の非関連株主の時価総額は約1,430万ドル、2024年12月31日時点で発行済株式数は約8.3億株となっており、同社は配当を当面行わず利益は事業再投資に充てる方針です。
重点投資分野はコンテンツ制作とAIによる投資分析サービスで、ここが同社の差別化ポイントです。映像ではハリウッド関係者との直接的なパイプを持つプロデューサーチームが月次で候補作品を選定し、既に45本分相当のプロジェクト(取得価値約2,232万ドル)やゲームアプリ等の権利(約992万ドル相当)を取得しています。一方、Eliseeは過去4年で開発され、直近3年で収益実績があるとされ、1時間で約1テラバイトのデータ処理が可能でニューラルネットワークを用いて資産選択と短期予測を行います。顧客には資産運用額に応じた利用料やデータ分析の初期手数料を課す価格体系を採用し、「データ量に応じた課金」でスケールさせることを目指しています。
新市場開拓と事業拡大については、オンライン配信プラットフォームや国際市場を重視しています。コロナ以降の配信需要拡大に対応し、配給参入時点で収益化するビジネスモデルを活かして短期回転で投資を回す戦略です。また不動産については過去に400万ドルの土地取得実績があるものの、現在は不動産開発から撤退し、コンドミニアム売却益などを映像事業の資金に充てる方針に切り替えています。人員面では開発・制作体制を強化するため、11名の現従業員・コンサルタントに加え、BOXO成長に合わせて追加採用を進める計画です。
技術革新への取り組みでは、Eliseeの継続的改良とサイバーセキュリティ投資を掲げています。Eliseeの収益は一部を開発へ再投資し、処理能力や対応資産クラスの拡大を図ることで顧客基盤の拡大を狙います。情報セキュリティではISO 27001や米国のサイバーセキュリティ枠組み(NCSF)に沿った管理体制を導入し、外部の専門企業と連携したベンダー評価や研修制度を整備しています(2024年12月31日時点で認証は未取得)。同社は利益を再投資して事業価値を高める方針であり、投資家には成長投資とリスク管理の両面に注力している点をアピールしています。