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東横イン【JP:E32745】株価
株価の推移
出来高の推移
PERの推移
PBRの推移
時価総額の推移
事業内容
東横インは、全国で「東横INN」ブランドのビジネスホテルを展開する宿泊特化型のホテル運営会社です。同社は1986年の設立以来、出張や旅行で利用するビジネス客を中心に、清潔で機能的な客室を手頃な価格で提供することで事業を拡大してきました。2022年3月時点で国内外合わせて333店のホテルを運営し、日本のビジネスホテル業界において有数の店舗数を誇っています。
同社の主要顧客は、出張で宿泊するビジネスパーソンや個人旅行客です。収益構造は宿泊料金による売上が中心となっており、効率的な運営により収益性の確保を図っています。ウェブ予約システムを活用した直接予約を重視し、予約から決済まで一貫したサービスを提供することで、安定した集客を実現しています。
同社グループの事業は、ビジネスホテル関連事業とその他事業で構成されています。ビジネスホテル関連事業では、ホテル運営のほか、子会社を通じてホテル建設工事、設計監理、企画開発、ITシステム開発、客室専用誌の出版まで幅広く手がけています。同社は韓国、フィリピン、モンゴールにも進出し、海外展開も積極的に推進しており、グループ全体で宿泊事業に特化した総合的なサービス体制を構築しています。
経営方針
東横インは新型コロナウイルスの影響が和らぐ中で、本格的な業績回復に向けた基盤整備を進める戦略を打ち出しています。同社は税引前当期純利益60億円の達成を目標に掲げ、その前提として客室稼働率65%の実現を目指しています。ウィズコロナの新しい生活様式や物価上昇圧力の中で、従来の低価格戦略だけでなく新たなサービス提供による競争力の再構築を重要課題として位置づけており、「強いブランド力をもった100年続く会社」という長期ビジョンのもと、「お客様に安心と進化を提供する」「商売を楽しみ働きがいを追求する」「社会から尊敬される会社となる」という3つの新たな経営方針を掲げています。
技術革新の分野では、顧客体験の向上と業務効率化を両立させるシステム投資に重点的に取り組んでいます。予約管理システムの全面刷新とサイトコントローラーの導入により、市場の動きに迅速対応できる予約システムの構築を進めています。また、自動チェックイン機の導入によって、顧客の利便性向上とフロント業務の省力化を同時に実現する計画です。さらにデジタルマーケティングの強化により新規顧客の獲得を目指しており、これらの技術投資を通じて競合他社との差別化を図る方針です。
人材確保と働き方改革への取り組みも同社の重要な経営戦略の一つとなっています。慢性的な人手不足が続くサービス業界において、資格・評価制度の見直し、職場環境の改善、多様な働き方の導入、研修制度の充実、従業員満足度調査の実施など、包括的な雇用環境改善策を展開しています。これらの施策により働きがいのある職場づくりを推進し、安定した人材確保と従業員の定着率向上を目指しています。
財務面では、価格適正化戦略と財務健全性の両立に注力しています。コロナ禍で下落した客室単価の修正と原価上昇への対応として価格の適正化を進める一方、付加価値を伴う新商品・サービスの導入により客室単価の向上を図る計画です。同時に、国内外不動産の売却による緊急融資の早期返済を進めてクレジットラインを確保し、安定的な業務運営体制を維持しながら、新規店舗投資や戦略的投資については費用対効果を厳格に検証する方針を示しています。