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日本海洋掘削【JP:E23800】株価
株価の推移
出来高の推移
PERの推移
PBRの推移
時価総額の推移
事業内容
**日本海洋掘削の事業概要**
日本海洋掘削は、石油・天然ガスの探鉱・開発に関する海洋坑井掘削とエンジニアリングを主力事業とする専門企業です。同社は海洋掘削船やリグを使用して海底油田の掘削作業を行い、石油開発会社に対して坑井掘削作業およびその関連サービスを提供しています。
同社の主要顧客は国内外の石油・天然ガス開発会社で、探鉱から開発段階における掘削工事を請け負うことで収益を得ています。海外事業では現地法人が優遇される傾向があるため、インドネシアやマレーシアに現地法人を設立し、各国の石油開発プロジェクトに参画する体制を整えています。
同社の事業は主に3つのセグメントに分かれています。最大の「海洋掘削事業」では複数の子会社がリグの保有・運用を担い、「運用・管理受託事業」では科学掘削船「ちきゅう」の運用管理を海洋研究開発機構から受託しています。「掘削技術事業」では、保有する海洋掘削技術を活用してメタンハイドレート開発研究や石油掘削技術の教育・研修サービスを展開しています。
経営方針
日本海洋掘削は現在、会社更生手続きによる事業再生を通じて財務基盤の早期回復を最優先課題として取り組んでいます。同社は債務超過155億円という深刻な財務状況からの脱却に向けて、法的整理手続きを活用しながら事業価値の劣化を最小限に抑制し、持続的な成長軌道への復帰を目指しています。経費削減と設備投資の抑制を継続しつつ、更生計画の早期認可決定を通じて安定した経営基盤の確立を図る戦略を推進しています。
受注競争力の強化については、同社は日本文化に根ざした独自の差別化戦略を展開しています。日本人を基幹要員とする「掘削コントラクタースピリット」を核として、顧客へのきめ細やかな対応、精緻な計画立案、丁寧な作業品質といった日本企業特有の強みを最大限に活用し、欧米大手競合他社との差別化を図っています。本社と海外事業所の協業体制を強化し、石油・天然ガス開発会社との信頼関係構築を通じて、厳しい市場環境下でも確実な契約獲得を目指しています。
新市場開拓では、海洋掘削技術の応用展開を積極的に推進しています。メタンハイドレート開発における商業化プロジェクト参画を重点分野として位置づけ、これまでの海洋産出試験での実績を活かした技術開発支援を継続しています。また、海底熱水鉱床や海底レアアース泥などの海洋鉱物資源開発への参入検討も進めており、国産エネルギー資源開発政策への貢献を通じた事業領域拡大を図っています。
技術革新と人材育成については、安全操業体制の強化とともに次世代技術への対応を重視しています。HSQEマネージメントシステムによる安全管理の徹底を図りながら、熟練技術者の知識・経験の次世代継承を急務として取り組んでいます。さらに、再生可能エネルギー分野への技術応用として、経年リグの洋上風力発電施設設置用作業構台への改造研究を進めるなど、エネルギー転換期に対応した新技術開発にも注力しています。