東京商品取引所JP:E21145株価

時価総額
PER
商品先物取引所・清算事業の大手。金・白金・原油を中心とした6市場17商品の先物・実物取引を展開。連結子会社の日本商品清算機構を通じ国内全商品取引所の債務引受業務を運営。2018年度の取引高は2100万枚で定率参加料が収益の85%を占める。国内中心に展開。

株価の推移

出来高の推移

PERの推移

プレミアム会員にご登録いただくと、
PERの推移にアクセスできます。

有料プランをチェック

PBRの推移

時価総額の推移

プレミアム会員にご登録いただくと、
時価総額の推移にアクセスできます。

有料プランをチェック

事業内容

株式会社東京商品取引所は、国内最大級の商品取引所として、金や原油などの商品に関する先物取引市場を運営しています。同社は貴金属、石油、ゴム、農産物など6つの市場で17商品を上場し、投資家や商品関連業者に対して取引機会を提供しています。また、子会社を通じて取引の清算業務も手がけており、商品デリバティブ取引の中核的なインフラを担っています。

同社の主要顧客は、商品の売買や仲介を行う取引参加者、商品を実際に生産・加工・使用する当業者、そして一般投資家です。収益構造は取引量に連動する仕組みで、取引所事業では売買1件ごとに徴収する定率参加料が収益の85%を占めています。清算事業でも同様に、債務引受1件ごとの清算手数料が収益の100%を構成しており、市場の活発さが業績に直結する特徴があります。

同社の事業は取引所事業と清算事業の2つに分かれています。取引所事業では、金が全取引高の約50%を占める主力商品で、原油も約20%と重要な位置を占めています。清算事業は子会社の日本商品清算機構が担当し、同社を含む国内全ての商品取引所における取引の決済保証を行っており、商品デリバティブ市場の安定性を支える重要な役割を果たしています。

経営方針

東京商品取引所は、厳しい市場環境の中で事業の継続性確保を最優先課題として、抜本的な経営改革に取り組んでいます。同社の市場取引高は2018年度に2,107万枚と前期比16.9%減少し、依然として厳しい状況が続いています。この状況を受け、同社は2021年9月の次期システム更改において、総コストの過半を占める取引システムのコストを従来の半分まで削減することを目指しています。性能を維持しながらのコスト半減という野心的な目標により、収益構造の大幅な改善を図る方針です。

市場活性化に向けた差別化戦略として、同社は多様な市場参加者の参入促進を重点的に推進しています。具体的には、国内個人投資家の市場参入促進と海外プロップ(自己勘定取引業者)の誘致に力を入れており、特に中国向けマーケティング活動を大幅に強化する計画です。また、手数料体系の見直しを通じて、新規参加者にとってより魅力的な取引環境の構築を進めています。

エネルギー分野での新市場開拓では、電力先物を中心とした総合エネルギー先物市場の創設を最重要課題として位置づけています。同社は、日本のエネルギー政策を支える産業インフラとしての役割を果たすべく、電力先物取引の早期開始とその後の市場振興に積極的に取り組む方針を示しています。この取り組みは、公設市場としての社会的使命を果たす重要な戦略として推進されています。

技術革新と事業基盤強化の面では、2019年3月に株式会社日本取引所グループとの経営統合に関する基本合意を締結し、「総合取引所」の実現を目指しています。この統合により、金融から商品まで幅広い分野の商品をワンストップで取引できる環境を構築し、新たなデリバティブ商品の普及定着、取引活性化、流動性向上を通じて、日本の商品市場の競争力強化を図る計画です。同社の信用力強化と既存取引参加者への配慮も重要な要素として位置づけられています。