中部国際空港JP:E04362株価

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中部国際空港の設置・管理運営を行う空港事業者。空港管理運営、商業施設、交通アクセス施設の3事業を展開。24年4月に子会社2社を統合し中部国際空港テクニカルコネクト株式会社に再編。愛知県中部地域を拠点に事業を展開。

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事業内容

**中部国際空港のビジネスモデル**

中部国際空港は、愛知県常滑市にある国際空港の設置・管理を行う空港運営会社です。同社は空港の基本的な施設管理から航空保安施設の運営、さらに空港内での商業施設運営まで、空港に関わる幅広い事業を一体的に展開しています。グループ全体では本体と3つの子会社により構成されており、空港運営に必要な機能を総合的に提供しています。

同社の主要顧客は航空会社、空港利用者、そして空港内で事業を展開する企業となっています。収益は航空機の発着に関わる空港使用料、旅客・貨物の取扱施設利用料、空港内商業施設からの売上、駐車場などの交通施設利用料といった多様な収入源で構成されています。このため航空需要の変動に対して一定の収益安定性を確保できる事業構造となっています。

同社の事業は空港事業、商業事業、交通施設事業の3つの分野に分かれています。空港事業では空港の管理運営を本体が担い、子会社が電気・熱供給や情報通信設備の保守管理を行っています。商業事業では免税店や飲食店などの直営店舗運営を展開し、交通施設事業では駐車場や空港アクセス施設の管理運営を手がけています。

経営方針

中部国際空港は「2030年のありたい姿」として年間旅客数2000万人級の国際拠点空港を掲げ、同社の中期経営戦略では2025年度に旅客数1260万人という具体的な数値目標を設定しています。財務面では連結当期純利益70億円、EBITDA200億円、売上営業利益率15.2%の達成を目指しており、関東・関西圏の空港と対等に競える日本の主要な玄関口としての地位確立を図っています。同社は地域と一体となった航空ネットワークの再生に取り組み、アジアを中心とした中長期的な航空需要の拡大を取り込む基盤作りを進めています。

同社の重点投資分野として、2027年度の供用開始を目指す代替滑走路の整備が挙げられます。これにより24時間完全運用と継続的な空港運営が可能となり、競合空港に対する大きな差別化要因となります。また、空港受入れ能力の強化に向けて国内線保安検査場の改修や自動チェックイン機、自動手荷物預け機などのファストトラベル機器の本格運用を推進し、旅客の利便性向上と処理能力の拡大を両立させています。商業面では免税店売上高227億円を目標に掲げ、空港内での収益多様化を図っています。

新市場開拓では、国際線旅客580万人、国内線旅客680万人、国際貨物取扱量19.5万トンという目標を設定し、バランスの取れた事業拡大を計画しています。同社は地域社会との連携を重視し、メガリージョン時代を見据えた中部地区の発展に貢献する戦略を展開しています。また、事業領域の再編成と収益力強化により、様々なリスクに耐えうる経営基盤の構築を進めており、ROA2.3%の実現を通じて投資効率の改善も図っています。

技術革新への取り組みでは、テクノロジーの積極活用による空港運用の最適化と顧客体験価値の向上を重点施策に位置付けています。2050年ゼロカーボンの実現に向けて、2030年度までに温室効果ガス排出量46%以上の削減を目指し、航空灯火のLED化などの具体的な施策を展開しています。同社は先進的かつ効率的な機能の実現とともに、価値ある顧客体験の創造により、単なる交通拠点を超えたにぎわいのある空港づくりを進めており、持続可能な成長モデルの確立を図っています。