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名鉄運輸【JP:E04180】株価
株価の推移
出来高の推移
PERの推移
PBRの推移
時価総額の推移
事業内容
名鉄運輸は、名古屋鉄道グループの中核企業として貨物運送事業を主力とする総合物流会社です。同社は全国ネットワークを活用し、混載貨物を中心とした商流貨物輸送を運営しています。子会社19社と関連会社1社で構成されるグループ全体で、多様な物流ニーズに対応した幅広いサービスを提供しています。
同社の顧客基盤は全国規模で展開しており、混載貨物輸送を通じて様々な業界の荷主企業にサービスを提供しています。収益構造は貨物運送事業が中心となっており、市場ニーズに応じた輸送商品の開発により競争力を維持しています。グループ各社がそれぞれの事業区域で同社の輸送業務を補完することで、効率的な事業運営を実現しています。
事業領域は貨物輸送を軸としながらも多角化を進めており、一部子会社では航空貨物輸送や保管業務、流通加工業務なども手がけています。また物流関連事業に加えて、遊休となった営業所や支店の土地・建物を賃貸する不動産事業、設備工事業や広告代理業なども展開しており、総合的な物流サービス企業として事業の安定化を図っています。
経営方針
名鉄運輸グループは、2030年に向けた長期ビジョン「Koguma Sustainable 2030」を掲げ、売上高1,500億円の達成を目指しています。同社は2021年度から2023年度までの中期経営計画において、2023年度に売上高1,180億円、営業利益45億円(利益率3.9%)の達成を計画しており、着実な成長軌道を描いています。コロナ禍からの回復期と位置づけた3年間で、労働生産性の向上を通じて持続的な成長基盤の構築を図っています。
同社の重点投資分野は、特積事業の融合化モデルへの進化とデジタル変革による労働生産性向上に集約されています。従来の特積輸送事業のコスト構造を抜本的に改革し、区域・倉庫・3PL事業の拡大を通じて差別化を図る戦略です。培ってきた「こぐま品質」と地域密着型の各社の強みを結集したグループ総合力を最大限に活用し、物流施設の更新や新規投資を収益性重視で推進しています。
新市場開拓においては、日本通運との業務提携を深化させ、施設の共同利用や共同幹線輸送を通じて事業領域の拡大を目指しています。長距離輸送のモーダルシフト推進やトレーラー利用の拡大により、コスト削減とドライバー採用の柔軟性向上を同時に実現する計画です。また、東京営業部を起点としたグループ一体の営業体制強化により、全国展開力を活かした新規顧客開拓にも積極的に取り組んでいます。
技術革新への取り組みでは、AI活用による自動運転技術やドローン配送などの次世代物流技術の導入検討を進めています。デジタル変革の推進により業務効率化を図るとともに、衝突軽減ブレーキ装置付き新型車両への代替促進など、安全性向上と技術革新を両立させた設備投資を展開しています。持続可能な物流ネットワークの構築を通じて、ESG経営とSDGs重視の姿勢を明確にし、中長期的な企業価値向上を追求しています。