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遠州鉄道【JP:E04129】株価
株価の推移
出来高の推移
PERの推移
PBRの推移
時価総額の推移
事業内容
遠州鉄道は、静岡県西部地域を基盤とする総合交通・生活サービス企業です。同社は鉄道運営を中核として、路線バス、タクシー、貸切バスなどの公共交通サービスを提供しており、地域の重要な交通インフラを担っています。また、百貨店や食品スーパー、自動車販売、不動産開発まで手がける多角化企業として事業を展開しています。
同社の顧客基盤は、通勤・通学で鉄道やバスを利用する地域住民から、百貨店や食品スーパーを利用する生活者、自動車購入を検討する個人・法人まで幅広く構成されています。収益構造は運輸事業を基軸としながら、小売事業、自動車関連事業、不動産事業など複数の収益源を持つことで、安定した経営基盤を築いています。
事業セグメントは6つの分野に分かれており、運輸事業では鉄道・バス・タクシー運営、リテールサービス事業では百貨店・食品スーパー運営、モビリティサービス事業ではトヨタ車販売・レンタカー・ガソリンスタンド運営を行っています。さらに不動産事業、ウェルネス事業(介護・旅行・ホテル・遊園地)、その他の事業(自動車教習所・情報サービス)を展開し、地域生活に密着した総合サービスを提供しています。
経営方針
遠州鉄道は2024年から2026年の中期経営計画において、「人を大切にして企業価値を高める」を基本方針として掲げ、持続的な発展と成長を目指しています。労働人口減少による人手不足が深刻化する中、同社は人材の確保と育成を最重要課題と位置づけ、従業員が安心して働ける環境整備を通じて、安全で質の高いサービス提供と地域社会への貢献を実現する戦略を描いています。
運輸事業と小売事業では、インフラ投資と効率化を重点的に進めています。鉄道事業では第一通り駅の耐震補強・バリアフリー工事を継続し、バス事業では車両や設備の計画的な更新により安全性と利便性の向上を図っています。一方、遠鉄百貨店では売場改装や地方百貨店との連携による県外販売を強化し、遠鉄ストアでは物価高に対応した業務効率化により収益性改善に取り組んでいます。
新市場開拓では、モビリティサービス事業の統合と不動産事業の拡大に注力しています。2025年4月に静岡トヨタ自動車とトヨタレンタリース浜松を統合し、ワンストップサービスの提供体制を構築しました。不動産事業では2025年5月に藤枝店を新規出店するほか、大手住宅メーカーとの協業やリフォーム営業体制の強化により事業領域を拡大しています。
組織再編による事業統合も積極的に推進しており、2025年4月にウェルネス事業本部を新設し、保険・介護・健康分野の連携を強化しました。さらに、閉館したホテル九重の跡地に宿泊施設を中心とした新たな複合施設の開発を計画し、浜名湖エリア活性化の拠点として位置づけています。これらの取り組みにより、地域密着型の総合生活産業としての競争優位性を高め、多様化する顧客ニーズへの対応力向上を目指しています。