福井鉄道JP:E04127株価

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鉄道・バス・タクシーを中心とした運輸事業の地方有力企業。福井県内で鉄道事業を運営し、子会社3社とともに旅客輸送サービスを展開。石油製品販売、不動産賃貸、旅行業なども手がける多角経営。福井県を中心とした北陸地域で事業を展開。

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事業内容

福井鉄道は福井県を中心に交通サービスを提供する地域密着型の企業です。同社の主力事業は鉄道運行、バス・タクシーといった公共交通機関の運営で、地域住民の日常の移動を支えています。また、石油製品の販売や不動産賃貸業も手がける多角化企業として事業を展開しています。

同社の主要顧客は福井県内の一般利用者で、通勤・通学・日常生活での移動需要に応えています。収益構造は運輸事業が中核となっており、鉄道やバス路線の運賃収入が主な収益源です。加えて、グループ会社を通じた石油製品販売や不動産賃貸からの安定収入も収益を支えています。

同社の事業は運輸・流通・不動産の3つの主要セグメントに分かれています。運輸事業では鉄道運行のほか、子会社3社がバス運行やタクシー業を担当し、流通事業では石油・ガス販売と一般商品販売を行っています。不動産事業では保有する土地・建物の賃貸業務を展開し、旅行業や広告事業なども手がけて事業の多様化を図っています。

経営方針

福井鉄道は「地域に親しまれ共に育む公共交通」を理念に掲げ、令和9年度末までの5年間を計画期間とした地域公共交通計画を推進しています。同社は年間利用者数220万人を目標として設定し、利用促進施策と経費圧縮による収支改善を同時に進めています。この計画では、移動を快適にする地域公共交通ネットワーク化と、広域的な観光・ビジネス需要の増大に寄与する地域観光との連携を重点事項として位置づけています。

同社の差別化戦略は、安全・安心で魅力あるサービスの提供と地域密着型の運営にあります。国及び県からの安全輸送設備更新支援、沿線自治体からの設備維持修繕費用支援を活用し、老朽化した設備の更新と安全性向上のための投資を継続的に実施しています。また、沿線自治体やサポート団体、地域住民との連携を深めながら、車に頼り過ぎない住みやすいまちづくりの実現に貢献する公共交通の構築を目指しています。

同社が直面する最大の課題は深刻な従業員不足で、特に運転士不足が顕著となっています。2024年4月からのバス運転士労働時間規制変更により状況はさらに厳しくなり、貸切バスやタクシーでの受注機会喪失、営業時間帯の短縮、運行ダイヤ見直しなどの影響が出ています。同社はこの課題に対し、給与水準の引き上げと運賃・料金の値上げ、勤務形態や運行体制の見直し、支援制度の拡充といった包括的な対策を実施しています。

人材確保に向けた取り組みとして、同社は採用説明会の積極開催、マスメディア広告やSNSを活用した採用活動の強化を進めています。行政や関係機関の支援も受けながら従業員の待遇改善を図り、運行本数の見直しや路線再編についても沿線自治体との協議を継続しています。こうした施策を通じて、お客様への不便を最小限に抑えながら従業員の確保と事業継続を両立させ、地域に必要とされる交通機関としての役割を果たしていく方針です。