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大栄不動産【JP:E03908】株価
株価の推移
出来高の推移
PERの推移
PBRの推移
時価総額の推移
事業内容
大栄不動産は、東京都と埼玉県を主要地盤として、ビル賃貸、駐車場、住宅、不動産営業、有料老人ホーム事業を展開する総合不動産業を営んでいます。同社の主力事業は64棟のオフィスビルを中心とした賃貸・管理事業で、自社所有ビル47棟を含む多様な形態でのビル運営を行っています。また、937ヶ所・収容台数18,604台の駐車場事業も安定した収益基盤となっています。
同社の主要顧客は法人と個人の両方にわたり、事業用不動産の売買仲介では年間500件超の取引実績を持ちます。収益構造は、ビル賃貸事業からの安定した賃料収入を基盤とし、住宅事業での開発・販売、不動産仲介手数料、有料老人ホーム運営収入など多様な収益源を組み合わせています。2025年3月期の住宅事業では151戸の供給実績があり、不動産仲介では15億円超の仲介手数料を計上しています。
事業セグメントは6つに分かれており、ビル賃貸事業では自社所有・証券化・管理受託など多様な運営形態を展開し、駐車場事業では月極・時間貸・管理受託の3形態で首都圏を中心にサービスを提供しています。住宅事業では「ブリリアンコート」ブランドでのマンション供給を主力とし、不動産営業事業では法人向け事業用不動産の仲介に強みを持ちます。その他、埼玉県での有料老人ホーム運営や建築設計事業も手がけ、不動産に関する総合的なサービスを提供しています。
経営方針
大栄不動産は、2024年度を初年度とする新たな中期経営計画をスタートさせ、金融環境の変化に対応した持続的成長戦略を推進しています。同社は「緩やかだが、着実かつ持続的な成長」を基本方針とし、自己資本比率やネットD/Eレシオなどの財務指標を厳格に管理しながら企業価値の最大化を目指しています。2026年度までの中期計画では、攻めと守りのバランスを取った事業運営により、財務規律を維持しつつ基礎収益力の強化を図る方針です。
重点戦略として、同社は三つの基本方針に取り組んでいます。まず基礎収益力の強化では、旗艦ビルの建替による賃貸収益減少に備え、資産回転型事業や投資助言などのノンアセットビジネスを拡充し、アセットライト経営への転換を進めています。また、新たな収益の柱として海外不動産投資や不動産M&Aにも積極的に挑戦し、収益源の多様化を図っています。当連結会計年度では、上場株式運用や事業再生融資を通じた企業支援など、新たな取り組みも開始しました。
市場開拓面では、アセット・アロケーションの最適化を通じてポートフォリオの成長を追求しています。物価高や賃上げといった経済環境を追い風として、好立地の既存オフィスでは賃料増額改定を積極的に進めています。同時に、投資エリアを地方中核都市圏まで拡大し、インフレ耐性のある賃貸住宅や成長が期待されるデータセンター・ホテルなど、投資対象セクターの幅を広げることで、リスク分散と収益機会の拡大を両立させています。
技術革新と組織改革では、企業風土改革を通じた生産性向上に注力しています。オペレーション改革やDX推進プロジェクトを継続し、「業務属人化の解消」「生産性の向上」「ノウハウの蓄積・継承」を実現することで、個人と組織のパフォーマンス最大化を目指しています。同社は暗黙知を形式知に転換することで、時代の変化を先取りした新たな価値創出に挑戦し、経済的価値と社会的価値の両立を図る姿勢を鮮明にしています。