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青森みちのく銀行【JP:E03542】株価
株価の推移
出来高の推移
PERの推移
PBRの推移
時価総額の推移
事業内容
青森みちのく銀行は、青森県を基盤とする地域金融機関として銀行業務を中心に事業を展開しています。同社は本店のほか支店84カ店、出張所3カ店を構えて、預金や貸出などの基本的な銀行サービスから、内外国為替業務、有価証券投資業務まで幅広い金融サービスを提供しています。さらに連結子会社5社を通じて、リースやクレジットカードなど多角的な金融関連事業も手がけています。
同社の主要顧客は青森県内の個人や中小企業が中心となっており、地域に密着した金融サービスで収益を上げています。銀行本体の預金・貸出業務がグループの中核的な収益源となっているほか、子会社が展開するリース事業やクレジットカード事業からも収益を得る構造になっています。住宅ローンについては信用保証子会社を通じてリスク管理も行っています。
事業セグメントは大きく3つの部門に分かれています。銀行業務部門では本体が預金・貸出・為替業務を担い、不動産管理子会社が周辺業務をサポートしています。リース業務部門では設備リース事業を展開し、その他業務部門ではクレジットカード業務、住宅ローン信用保証業務、コンサルティング業務をそれぞれ専門子会社が担当する体制を構築しています。
経営方針
青森みちのく銀行は、2022年4月に実施した株式会社みちのく銀行との経営統合を機に、新たな成長軌道を描いています。共同持株会社であるプロクレアホールディングスのもとで策定された第1次中期経営計画「挑戦と創造」では、2025年3月期に貸出金平残3兆3,700億円、コア業務純益29億円、連結当期純利益13億円の達成を目標に掲げています。同社は「金融仲介機能の強化」「事業領域の拡大」「経営の合理化・効率化」「グループ基盤の強化」を4つの基本戦略として位置づけ、統合によるシナジー効果を早期に実現することで強固な経営基盤の構築を目指しています。
重点投資分野として、従来の金融サービスに留まらないコンサルティング事業の拡充に力を入れています。2019年に設立した100%子会社「あおもり創生パートナーズ」を通じて、企業の人材紹介や人材育成支援を行う経営サポート事業と、地域活性化プランニングを手がける地域デザイン事業を展開しています。2021年度には同子会社が経常利益23百万円を計上し、計画を上回る実績を達成しました。さらに弘前市との産学官金連携により、歴史的建造物を活用した「文化・観光振興好循環モデル」構築事業にも参画し、非金融分野への事業領域拡大を積極的に進めています。
新市場開拓では、青森県内での地域密着型サービスを基盤としながら、みちのく銀行との統合により営業エリアを拡大しています。両行の顧客基盤と営業ネットワークを活用することで、より広範囲にわたる金融仲介機能の提供を可能にし、市場シェアの拡大を図っています。人事制度面では「専門性向上とプロフェッショナル化による人材総活躍」をコンセプトとした制度改革を実施し、年功序列から実力主義への転換を図りました。56歳以降の先任行員制度を廃止し、60歳まで一貫した賃金体系を再構築することで、従業員のモチベーション向上と組織力強化を実現しています。
技術革新への取り組みとして、業務のデジタル化を積極的に推進しています。預金口座開設やローン申し込みにタブレット端末を導入し、営業店事務の効率化を図っています。内部事務の業務量削減により創出した人員をコンサルティング業務に配置転換することで、顧客により付加価値の高いサービスを提供する体制を整えています。また、フレックスタイム制度の導入や服装規定の多様化など働き方改革も並行して進めており、従来の銀行業務の枠を超えた組織変革に取り組んでいます。