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ヤナセ【JP:E02586】株価
株価の推移
出来高の推移
PERの推移
PBRの推移
時価総額の推移
事業内容
ヤナセは、輸入車を中心とした自動車販売・サービスを主力事業とする老舗企業です。同社は新車・中古車の販売に加えて、修理・整備サービス、自動車部品・付属品の販売、自動車保険の代理店業務を一体的に展開しています。伊藤忠商事を親会社とし、11の連結子会社とともにグループを構成しています。
同社の主要顧客は、高級輸入車を求める個人顧客が中心となっており、販売からアフターサービスまでの総合的なサポートを通じて安定的な収益を確保しています。収益構造は新車・中古車販売による一次収益と、修理・整備やパーツ販売といったアフターサービスによる継続収益の組み合わせが特徴的です。自動車保険の代理店業務も収益源の一つとして機能しています。
事業は大きく自動車関連部門とその他部門に分かれており、自動車関連部門が収益の大部分を占めています。自動車関連部門では、本体のほか専門子会社を通じて、ブランド別販売(ヤナセバイエルンモーターズなど)、部品輸入・販売、板金・塗装、中古車売買仲介などの事業を展開しています。その他部門では、広告制作、損害保険代理店業務、グループ内福利厚生サービスなどの付帯事業も手がけています。
経営方針
ヤナセは現在、不透明な事業環境の中で収益基盤の多様化を推進する中長期戦略を展開しています。同社は「既存ビジネスの更なる強化」と「新たな収益源の積み増し」を軸とした構造改革を進めており、特に営業活動の質的向上とお客さま対応力の強化に注力しています。新たに設置した「行動基準強化室」と「営業企画室」を通じて各店舗への支援体制を強化し、営業現場における活動水準の平準化と品質向上を図っています。
重点投資分野では、アフターセールス収益性の向上と中古車事業の強化を主要な柱として位置づけています。アフターセールス部門では、入庫促進強化による点検車検の獲得促進施策や新システムの導入により、効率的な業務運営と生産性の最大化を推進しています。中古車事業については、小売販売台数の増加を成長戦略の柱とし、中古車販売専業店舗を中心とした販売力強化、WEBサイトの刷新、査定から納車までのプロセス改善を通じてリードタイムの短縮を実現しています。
新市場開拓では、富裕層向けサービス企業との提携による新規顧客開拓や、法人向けECサイトへの参入など新たな販路開拓を積極的に推進しています。同社は「動かせ、ヤナセ。」をキーメッセージとしたブランディング戦略も展開し、認知度向上と競合他社との差別化を図っています。また、2025年より業界最高水準の休日制度を導入するなど、人材資源の強化と働き方改革にも力を入れています。
技術革新への取り組みとして、同社は統合情報データベースの構築を通じた情報の一元管理と活用を進め、経営判断の高度化を目指しています。DX(デジタルトランスフォーメーション)の促進により業務効率化とサービス品質向上を実現するとともに、車検・点検整備における概算額算出の自動化や入出庫時の手続書類の電子化など、具体的なデジタル化施策を推進しています。情報セキュリティの強化も継続的に行い、顧客情報保護の徹底を図っています。