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ディー・ディー・エス (E02104) 株価
株価・出来高の推移
時価総額の推移
PERの推移
PBRの推移
事業内容
ディー・ディー・エスは、指紋認証機器の専門メーカーとして事業を展開しています。同社の主力製品は「UBFシリーズ」と呼ばれる指紋認証機器で、設計から開発、販売まで一貫して手がけています。製造については自社工場を持たないファブレス企業として、日本、台湾、中国の製造受託会社に生産を委託し、同社は品質管理と生産管理に専念する体制を取っています。
同社の収益構造は、自社開発の指紋認証機器の販売が中核となっています。また、FIDO規格という国際的なセキュリティ規格に準拠した製品を海外の加盟企業から仕入れ、日本国内の顧客に販売する代理店事業も展開しています。これにより、自社製品と他社製品の両方を扱うことで、幅広い顧客ニーズに対応する収益基盤を構築しています。
事業セグメントとしては、指紋認証機器の開発・販売事業と、FIDO規格製品の販売事業の2つが主軸となっています。同社は製造設備を持たない分、研究開発と品質管理に経営資源を集中させることで、技術力の向上と製品の信頼性確保を図っています。
経営方針
ディー・ディー・エスは「バイバイパスワードカンパニー」として、生体認証技術を活用したパスワード不要の本人確認システムの普及を目指しています。同社は情報セキュリティ事業の拡大を目標とし、経常利益率といった収益性を重視した事業運営を推進しています。直近では営業利益1億5,675万円、経常利益1億5,823万円を計上し、安定した黒字基盤の確立に向けた道筋を示しています。
同社の重点投資分野は、従来のオンプレミス環境向けのEVEシリーズに加え、クラウド市場の拡大に対応したクラウドサービス事業の強化にあります。特に2023年7月にサービスを開始したIDaaS(アイダース)では、顔認証とFIDO2対応により生体認証の選択肢を拡充し、他社サービスとの差別化を図っています。また、自社開発の顔認証エンジンを搭載することで、仕入れコストの削減と顧客向けカスタマイズの両立を実現し、従来アプローチできなかった市場への参入を可能にしています。
新市場開拓においては、自治体の強靭性向上モデルの買い替え需要や、文教市場でのGIGAスクール構想関連需要を取り込んでいます。さらに、認証プロダクト提供から認証ソリューション提供への事業領域拡大を進め、ゼロトラストセキュリティ提案ができる製品ラインナップを構築しています。数年来構築してきた代理店網を活用し、既存顧客への追加販売と新規顧客開発の両面から売上拡大を推進する戦略です。
技術革新への取り組みでは、産学連携ベンチャーとしての強みを生かし、中部大学を中心とした継続的な共同研究を推進しています。AI技術を活用した自社製顔認証エンジンの開発では、パソコンやスマートフォンで軽快に動作する仕様を実現し、なりすまし対策も強化しています。同社は長年の技術蓄積により市場で優位な立場にあると認識していますが、競争激化に備え他社の追随を許さないレベルの技術確立を目指しています。