尾張精機 (E01290) 株価

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自動車部品製造の有力企業。精密鍛造品、ねじ類、航空機部品を展開。溶接用ナット・シンクロナイザーリングなどが主力。国内子会社3社、海外子会社4社体制で日本・アメリカ・インド・タイ・インドネシアに展開。トヨタ自動車を始めとする各自動車メーカーに供給。

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事業内容

尾張精機は自動車業界向けの精密部品製造を主力事業とする企業です。同社は精密鍛造品、各種ねじ類、航空機部品の製造・販売を手がけており、特に自動車のトランスミッション部品であるシンクロナイザーリングやシフトフォーク、溶接用ナットなどの高精度部品で強みを発揮しています。

同社の主要顧客はトヨタ自動車をはじめとする自動車メーカーと関連部品メーカーで、収益の大部分を自動車関連事業が占めています。国内外に7つの子会社を展開し、顧客の海外進出に合わせてアメリカ、インド、タイ、インドネシアで現地生産体制を構築することで、安定的な受注を確保しています。

事業は地域別に5つのセグメントに分かれており、日本では本体と3つの子会社が連携して製造から表面処理まで一貫生産を行っています。海外では各拠点が小ねじやシンクロナイザーリングなどの専門製品を現地自動車メーカーに供給しており、本社から技術支援や金型供給を受けながら品質管理の統一を図っています。

経営方針

尾張精機は、自動車業界の大変革期において生き残りをかけた戦略的な事業転換を進めています。同社の主力製品であるシンクロナイザーリングの国内需要が海外移管により減少する中、新たな成長領域として自動変速機(AT)部品や無段変速機(CVT)部品の取り込みに積極的に取り組んでいます。特に2019年12月から量産を開始したサンギア(AT部品)は、2020年12月以降の受注増加が見込まれており、現在増産体制の整備を急ピッチで進めています。

同社の差別化戦略の核となるのは、グローバル生産体制の強化です。アメリカのOSR,INC.は2020年1月に新工場を建設して同年4月に移転を完了し、インドネシアのPT.Owari Seiki Indonesiaも同年4月に工場移転を実施しました。さらにタイのOWARI SEIKI(THAILAND)では段付きボルトの現地生産を新たに開始するなど、各海外拠点での生産能力拡大と製品ラインアップの充実を図っています。

新市場開拓においては、自動車業界のCASE(電動化、自動運転、コネクティッド、シェアリング)対応を重要な機会として捉えています。従来のマニュアルトランスミッション向け部品からAT・CVT部品への製品シフトを加速させることで、変化する市場ニーズに対応しています。海外生産拠点の強化により、グローバル市場で競争力を維持しながら顧客の多様な要求に応える体制づくりを進めています。

技術革新への取り組みでは、「技術と創意でより良い製品をより早く提供」という経営理念のもと、精密加工技術の向上と生産プロセスの効率化に注力しています。現地・現物・現実に基づく判断と、PDCA(計画・実行・評価・改善)サイクルの確実な実施により、製品品質の向上と納期短縮を実現しています。新型コロナウイルスの影響下においても、需要変動に即応した生産調整や固定費削減により収益基盤の再構築を図り、持続可能な成長を目指しています。

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