- 日本企業
- 麻生
麻生【JP:E01209】株価
株価の推移
出来高の推移
PERの推移
PBRの推移
時価総額の推移
事業内容
麻生は九州を基盤とする総合企業グループです。同社はセメント事業を中核としながら、医療関連、商社・流通、人材・教育、情報・ソフト、建築土木など7つの事業分野を展開しています。連結子会社98社と持分法適用会社20社を擁し、地域に密着した多角的な事業運営を行っています。
同社の顧客基盤は事業分野によって幅広く分散しています。セメント事業では建設会社や生コンクリート業者、医療関連事業では病院や医療機関、商社・流通事業では建設業界から一般消費者まで対応しています。この多様な顧客層により、特定業界の景気変動に左右されにくい安定した収益構造を構築しています。
事業セグメントの中でもセメント事業は同社の中核を担い、各種セメントや生コンクリート、コンクリート二次製品の製造販売を手がけています。医療関連事業では病院経営のコンサルティングと診療材料の共同購入事業、商社・流通事業では建設資材や水産物の卸売、石炭の仕入販売、スーパー運営まで多岐にわたります。その他、人材派遣・介護サービス、情報処理・ソフト開発、建設・土木工事、スポーツ施設運営・不動産賃貸など、地域社会に根ざした幅広いサービスを提供しています。
経営方針
麻生グループは「社会システム変革への貢献」を使命に掲げ、既存事業の収益力強化と新規事業展開による競争力向上を目指しています。同社は持株会社として、グループ全体の企業価値向上を推進するため、優秀な人材の獲得と継続的成長を促す人事制度の構築に注力しています。また、専門知識の習得を通じた能力向上を図る社内研修プログラムの確立により、人材育成を戦略の中核に位置づけています。
医療事業分野では、主力の飯塚病院において高度医療技術への対応投資を積極的に実施し、医師や専門スタッフの安定確保と育成に全力で取り組んでいます。特に医師の働き方改革への対応と人材確保のための処遇改善を進めながら、将来の新型感染症対応力も視野に入れた病院機能の強靭化投資を計画しています。筑豊地域に相応しい地域包括ケア体制の構築を目指し、周辺医療機関との連携強化にも積極的に取り組む方針です。
セメント事業では、安全第一と顧客志向を価値観の中核に据え、製品の安定供給体制の維持に重点を置いています。廃棄物の受入による循環型社会への貢献を積極化し、原材料価格上昇に対応した販売価格の適正化を図ることで企業価値向上を目指しています。建設事業においては、防災・減災やインフラ整備事業の堅調な需要を背景に、慢性的な担い手不足や技能者の処遇改善といった業界課題に対し、AIや先進技術を活用した働き方改革の推進で対応していく戦略を採用しています。
同社は業務の適正化と効率性を確保する組織体制の再構築により、グループ全体のリスクマネジメント強化を図っています。新たな価値創造を支える経営基盤の強化を通じて、地域発展とわが国経済の発展に寄与する持続的成長の実現を目指しています。多角的事業展開により外部環境変化への耐性を高めながら、各事業分野での専門性向上と相乗効果の最大化に取り組んでいます。