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サカイオーベックス【JP:E00565】株価
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出来高の推移
PERの推移
PBRの推移
時価総額の推移
事業内容
サカイオーベックスは、繊維業界を基盤とした多角事業展開を行う企業です。主力事業は各種繊維品の染色・整理加工サービスで、長年培った技術力により国内外の繊維メーカーや商社から受託加工を手がけています。同社は連結子会社16社、持分法適用会社1社を傘下に持ち、繊維業界のバリューチェーンを幅広くカバーする事業構造を構築しています。
同社の収益は主に繊維関連企業からの受託加工料収入によって成り立っており、染色加工が完了し顧客に報告した時点で売上を計上しています。国内では株式会社サカイナゴヤなどの子会社との間で加工業務の受委託を行い、海外では中国の関連会社を通じて現地市場にも対応しています。また、繊維販売事業では企画から製造・販売まで一貫したサービスを提供し、安定的な収益基盤を確保しています。
事業セグメントは染色加工事業、繊維販売事業、制御機器事業の3つが主軸となっています。制御機器事業では、子会社のサカイエルコムが各種制御盤や配電盤の設計・製作・販売を手がけており、繊維業界で培った技術を他分野に応用した多角化の一例となっています。さらに、織布事業、水産資材事業、複合部材事業、縫製事業、建設不動産事業、ヘルスケア事業など幅広い分野に事業を展開し、リスク分散と成長機会の創出を図っています。
経営方針
サカイオーベックスは、染色加工事業を中核とした多角的な成長戦略を展開しています。同社は売上高営業利益率を重要指標として設定し、持続的な成長と企業価値向上を目指しています。基幹事業の染色加工事業では競争力強化による事業変革を進め、繊維販売事業や制御機器事業においては拡大・成長分野への経営資源の重点投入により、シェア拡大と新規事業創出に取り組んでいます。自己資本利益率や総資産経常利益率などの資本効率指標も重視し、安定と成長の両立を図る経営方針を掲げています。
重点投資分野では、優位性のある分野での差別化・特化戦略を推進しています。染色加工事業において生産力の高度化と戦略的設備投資を実行し、調達改革によるコスト競争力強化に注力しています。繊維販売事業では競争力のある市場への拡販とテキスタイル・アパレル両事業の連携高度化により、独自のサプライチェーンを再構築しています。制御機器事業では機械の自動制御装置とFA システムの顧客開拓に力を入れ、新たな事業エリア拡大に向けた営業体制を再構築しています。
新市場開拓では海外生産拠点の活用によりコスト低減と為替変動リスクの軽減を図っています。中国の関連会社を通じた現地市場対応を進める一方、国内では提案営業による製品開発を加速させ、顧客ニーズの主導的な掘り起こしを行っています。繊維販売事業では企画機能を付加したサプライチェーンの再構築により商流の多様化と販路拡大を推進し、制御機器事業では社会インフラ基盤構築事業として更なる規模拡大を目指しています。
技術革新への取り組みとして、同社は長年培ったテキスタイル関連技術と他産業技術の融合・発展を掲げています。環境負荷低減や省エネ、リサイクル活動を重要課題として位置づけ、地球環境にやさしい高品位生活の構築を目指しています。また、次代を担う人材の獲得・育成とともにM&Aなどの社外リソース活用も検討し、独自技術を活かした新商品・新事業の創出により収益力の抜本的改善に取り組んでいます。