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東芝プラントシステム【JP:E00200】株価
株価の推移
出来高の推移
PERの推移
PBRの推移
時価総額の推移
事業内容
東芝プラントシステムは、発電設備から産業設備まで幅広いインフラ分野で、設計から建設、運用まで一貫したサービスを提供する総合エンジニアリング企業です。同社は火力・水力・原子力発電設備、受変電設備、公共施設、一般産業向け設備、ビル設備などの計画・設計・施工・試運転・保守を手がけています。国内外に13の連結子会社を持ち、グローバルに事業を展開しているのが特徴です。
同社の主要顧客は東芝グループをはじめとする大手企業、電力会社、自治体などで、親会社である東芝が51.5%の株式を保有しています。収益構造は東芝グループからの受注が大きな割合を占めており、電気工事や機械器具設置工事、建築工事などのエンジニアリング業務を請け負うとともに、同グループから電気機械器具などの資材を購入する取引関係にあります。
事業は「発電システム部門」と「社会・産業システム部門」の2つのセグメントで構成されています。発電システム部門では火力・水力・原子力発電設備の建設・保守を担当し、社会・産業システム部門では受変電設備、公共・産業設備、ビル設備、情報系事業を手がけています。海外子会社はインドネシア、インド、マレーシア、タイ、米国、ベトナム、フィリピンに展開し、各地域での施工やエンジニアリング業務を支援する体制を整えています。
経営方針
東芝プラントシステムは2021年度に向けて売上高2,500億円、経常利益210億円の達成を目指す中期経営計画を推進しています。同社は「市場環境に柔軟に対応できるエクセレントカンパニー」の実現を掲げ、売上高経常利益率8.4%、自己資本利益率10.0%以上という収益性の高い目標を設定しています。これらの数値目標は、電力・産業・社会インフラ事業における同社の総合エンジニアリング力を活かした成長戦略の成果として位置づけられています。
重点投資分野では、脱炭素化の流れに対応した再生可能エネルギー事業への注力が際立っています。同社は太陽光、小水力、バイオ燃料発電などのクリーンエネルギー設備に戦略的な資源配分を行い、従来の石炭火力市場の縮小を補完する成長分野として育成しています。また、コンバインドサイクル発電設備や産業用火力発電設備においても、高効率・環境配慮型技術を差別化要因として競争力を維持する方針です。
海外展開では東南アジア市場での実績を基盤に、アフリカなどの新市場開拓を積極的に推進しています。同社は発電設備や工場設備のエンジニアリング・調達・施工を一貫して提供する総合力を武器に、現地法人の強化と人材育成を通じてグローバル事業体制の拡充を図っています。国内では電力自由化に伴う新規市場への対応を強化し、独自事業と東芝グループからの受注事業の両輪で事業規模の拡大を目指しています。
技術革新への取り組みでは、発電事業への直接参入、植物工場事業の新規展開、発電・産業プラントのデジタル化推進を柱とする新規事業開発に注力しています。同社は事業環境の変化に対応するため、従来のエンジニアリング・施工業務にとどまらず、運営・保守分野での付加価値創出や、IoT技術を活用した設備の効率化・最適化サービスの開発を進め、長期的な競争優位性の確保を図っています。