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スズケンJP:9987
沿革
年月 |
事項 |
1946年8月 |
医薬品の卸売を目的として「株式会社鈴謙洋行」(資本金180千円)設立、本社を静岡県浜名郡積志村有玉に設置 |
1947年1月 |
本社を静岡県浜松市紺屋町に移転 |
1947年11月 |
社名を「株式会社鈴木謙三商店」に変更 |
1948年4月 |
個人商店「鈴木謙三商店」の営業権を譲受け |
1948年10月 |
本社を愛知県名古屋市東区東片端町に移転 |
1959年5月 |
関東地区の拠点として東京都世田谷区に東京支店(現在の世田谷支店)を開設 |
1960年4月 |
本社に名古屋営業所(現在の名古屋支店)を設置 |
1962年5月 |
金沢支店を開設し、石川県の小林薬品㈱の営業権を譲受け |
1964年10月 |
社名を「株式会社スズケン」に変更 |
1969年8月 |
㈱愛知ミドリ十字(現㈱エス・ディ・ロジ、1958年4月設立)の全株式を取得(現・連結子会社) |
1972年7月 |
㈱スズケン沖縄(1969年2月設立)の株式過半数を取得(現・連結子会社) |
1983年9月 |
東北地区の拠点として宮城県仙台市に仙台支店を開設 |
1984年1月 |
大阪地区の拠点として大阪府堺市に堺支店を開設 |
1990年3月 |
九州地区の拠点として福岡県福岡市に福岡支店を開設 |
1990年9月 |
㈱三和化学研究所(1953年12月設立)の株式過半数を取得(現・連結子会社) |
1994年1月 |
加藤薬品㈱及び神弘薬品㈱と合併 |
1994年8月 |
日本証券業協会に株式を店頭登録 |
1995年9月 |
東京証券取引所及び名古屋証券取引所の市場第二部に上場 |
1996年3月 |
熊谷薬品㈱(現㈱スズケン岩手、1979年7月設立)の全株式を取得(現・連結子会社) |
1996年10月 |
㈱ドーエーメディックスと合併 |
1997年9月 |
東京証券取引所及び名古屋証券取引所の市場第一部に指定 |
1997年11月 |
愛知県江南市に江南物流センターを開設 |
1998年4月 |
㈱秋山愛生舘と合併 |
1999年10月 |
ナカノ薬品㈱(1947年7月設立)の株式過半数を取得(現・連結子会社) |
2002年10月 |
オオモリ薬品㈱と合併 |
2003年10月 |
㈱安藤薬業公司と合併 |
2004年10月 |
株式交換により㈱アスティス(1948年4月設立)を完全子会社化(現・連結子会社) |
2005年10月 |
埼玉県戸田市に戸田物流センターを開設 |
2006年10月 |
株式交換により㈱翔薬(1949年4月設立)を完全子会社化(現・連結子会社) |
2007年10月 |
兵庫県神戸市に阪神物流センターを開設 |
2008年3月 |
中国上海市に合弁会社上海鈴謙滬中医薬有限公司(現・上薬鈴謙滬中(上海)医薬有限公司)を 設立(現・持分法適用関連会社) |
2008年10月 |
㈱ファーコス(現㈱ユニスマイル、1993年2月設立)の株式過半数を取得(現・連結子会社) |
2009年9月 |
株式交換により中央運輸㈱(1948年8月設立)を完全子会社化(現・連結子会社) |
2010年5月 |
神奈川県高座郡寒川町に神奈川物流センターを開設 |
2010年11月 |
千葉県印西市に千葉物流センターを開設 |
2011年10月 |
東京都台東区に㈱エスケアメイトを設立(現・連結子会社) |
2011年12月 |
宮城県黒川郡大和町に宮城物流センターを開設 |
2012年3月 |
東京都千代田区に㈱SDネクスト(現㈱エス・ディ・コラボ)を設立(現・連結子会社) |
年月 |
事項 |
2016年4月 |
愛知県大府市に名南物流センターを開設 |
2021年4月 |
エンブレース㈱(2001年11月設立)の株式過半数を取得(現・連結子会社) |
2022年3月 |
東京都千代田区に㈱コラボクリエイトを設立(現・連結子会社) |
2022年4月 |
東京証券取引所及び名古屋証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からプライム市場へ、名古屋証券取引所の市場第一部からプレミア市場へ移行 |
2022年6月 |
愛知県名古屋市に㈱スズケンインベストメントを設立(現・連結子会社) |
2022年7月 |
愛知県名古屋市にスズケンヘルステックコラボレーション投資事業有限責任組合を設立 |
2023年2月 |
愛知県名古屋市に㈱八神製作所と合弁で㈱メディケアコラボを設立(現・連結子会社) |
事業内容
スズケン及びそのグループ会社は、医薬品の販売、製造、保険薬局運営を主軸に据えつつ、医療関連サービスなど幅広い事業を展開しています。スズケンの医薬品卸売事業は、医薬品や診断薬、医療機器・材料の販売を行っており、このセグメントにはスズケン自身のほか、㈱サンキ、㈱アスティス、㈱翔薬など複数の子会社が含まれます。医薬品製造事業では、㈱三和化学研究所が医薬品や診断薬の製造を手掛けています。保険薬局事業においては、㈱ユニスマイルが医療機関からの処方箋に基づく調剤業務を展開しています。
さらに、医療関連サービス等事業として、メーカー支援サービス(㈱エス・ディ・コラボ、中央運輸㈱)、介護サービス(サンキ・ウエルビィ㈱、㈱エスケアメイト)、医療機器製造(ケンツメディコ㈱)、その他(㈱ライフメディコム)など、多岐にわたるサービスを提供しています。これらの事業は、医薬品の輸配送や希少疾病用医薬品の流通支援、介護保険法に基づく介護サービスの提供、心電計や血圧計などの生体生理検査機器の製造、医療関連書籍の販売など、医療業界のさまざまなニーズに応える形で事業を展開しています。これにより、スズケングループは医療業界における包括的なサービス提供者としての地位を確立しています。
経営方針
スズケングループは、医療と健康に関わる分野で事業を展開し、社会課題の解決と社会コストの低減に貢献することを目指しています。同社は、医療機関や保険薬局、医薬品メーカーなど幅広い顧客との信頼関係を基盤に、新しい価値を創造し続けることを経営の基本方針としています。現在、スズケンは「第3の創業期」と位置づけ、患者の健康創造に貢献する「健康創造事業体」の実現を目指しています。
2024年3月期から2026年3月期までの中期経営計画では、資本コスト以上のROEと連結営業利益率1.5%以上を目標に掲げています。また、3カ年累計で1,000億円以上の投資計画を策定し、安定的な配当の継続と総還元性向80%以上を目指しています。さらに、政策保有株式の縮減も進めています。
スズケンは、サステナビリティへの取り組みも重視しており、CO2排出量の削減、女性管理職比率の向上、男性の育児休業取得率100%達成など、環境や社会への貢献を目指しています。
中期経営計画では、「既存事業の変革」と「新たな成長事業の準備」をテーマに掲げ、ヘルスケア流通改革やアジア事業の再構築、スマートロジスティクス、デジタルヘルスケア、地域医療介護支援、ヘルスケア製品開発など、多岐にわたる分野での取り組みを進めています。これらの取り組みを通じて、スズケンは新たなヘルスケアエコシステムの創生に貢献し、さらなる企業価値の向上を目指しています。