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蔵王産業JP:9986
事業内容
蔵王産業は、主に欧米や中国のメーカーから特注で製作された業務用、産業用、コンシューマー向けの清掃機器や洗浄機器を輸入し、日本国内で販売しています。これらの製品は「環境クリーニング機器」と総称され、国内全域での販売が主な業務です。
蔵王産業の主要な事業セグメントには、清掃機器と洗浄機器があります。清掃機器には、動力清掃機、真空掃除機、カーペット清掃機、泥層・氷層除去機などが含まれます。これらの製品は、効率的な清掃を可能にするために設計されています。
洗浄機器のセグメントでは、自動床洗浄機、カーペット洗浄機、カーペット濯ぎ洗い機、高圧洗浄機、スチーム洗浄機、振動式洗浄機などが提供されています。これらの製品は、さまざまな洗浄ニーズに対応するために開発されています。
その他の製品やサービスとしては、強アルカリイオン電解水生成機、部品およびメンテナンスサービス、清掃・洗浄機用消耗品およびアクセサリー、水質浄化剤、一般家電製品などがあります。これにより、蔵王産業は多様なニーズに応えることができます。
経営方針
蔵王産業は、成長戦略として「高品質な環境クリーニング機器の販売を通じて、環境の美化と安全、衛生、省力を提供する」ことを掲げています。具体的には、顧客現場での実演販売や市場ニーズに基づく商品開発力を強化し、新たな提案を行うことで、清掃・洗浄に関する問題を解決し、社会に貢献することを目指しています。
同社は、さらなる業容拡大を図るため、いくつかの重点領域に取り組んでいます。まず、実演販売と商品提案力の強化を通じて、新商品の投入や新市場の開拓を進めています。また、代理店や大手ビルメンテナンス業者の開拓にも積極的に取り組み、安定した売上を見込んでいます。
さらに、商事営業本部の拡大を目指し、ホームセンターなどのコンシューマー向け販売ルートを強化しています。海外メーカーとの関係を活かし、オリジナルブランド商品の提案による大量一括卸売販売(OEM)を推進し、新規取引先の販路拡大を図っています。
アフターサービス体制の充実も重要な戦略の一環です。全国の営業拠点にサービス員を配置し、技術研修を通じて修理時間の短縮や技術力の向上を図り、サービスの質を高めています。これにより、顧客満足度の向上を目指しています。
蔵王産業は、株主利益を重視し、収益性と資本効率を高めることを目標としています。具体的には、ROE(自己資本利益率)10%以上の達成を目指し、経営の効率化を図っています。これにより、持続的な成長を実現しようとしています。