蔵王産業JP:9986

時価総額
¥157億
PER
20.1倍
業務用・産業用・コンシューマー向けの環境クリーニング機器の輸入・販売、主要商品に動力清掃機、真空掃除機、自動床洗浄機、高圧洗浄機等。

沿革

1956年4月

機械、鋼材その他物品の販売を事業目的として、東京都千代田区神田須田町1丁目20番地に蔵王産業株式会社を設立。

1959年4月

大阪市浪速区に大阪営業所を設置。同時に本社営業部を東京営業所として独立。

1960年6月

東京都千代田区神田須田町1丁目24番地に本社及び東京営業所を移転。

1967年5月

業務用真空掃除機、自動床洗浄機等、環境クリーニング機器の販売開始。

1978年7月

東京都葛飾区に配送及び試験研究センターを設置。

1984年4月

千葉県船橋市に配送及び試験研究センターを新築移転。

1990年12月

大阪市東成区に大阪営業所を新築移転。

1991年1月

東京都江東区毛利1丁目19番5号に本社社屋を新築。同所に本社及び東京営業所を移転。

1993年12月

横浜市戸塚区に横浜営業所を新築移転。

1994年7月

日本証券業協会に株式を店頭登録。

2004年12月

株式会社ジャスダック証券取引所に株式を上場。

2006年3月

ホテル客室用品及び水質浄化剤を販売しているエタニ産業株式会社を100%子会社化。

2007年5月

東京証券取引所市場第二部に株式を上場。

2007年6月

ジャスダック証券取引所の株式を上場廃止。

2015年3月

東京証券取引所市場第一部に株式を指定受ける。

2016年9月

千葉県船橋市の配送センター及び船橋営業所の建替完成。

2021年7月

子会社のエタニ産業株式会社を吸収合併。

2022年4月

東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からスタンダード市場に移行。

事業内容

蔵王産業は、業務用・産業用・コンシューマー向けの環境クリーニング機器を主軸に事業を展開しています。同社は、欧米諸国及び中国のメーカーから同社仕様で製作された清掃機器や洗浄機器を輸入し、国内で販売しています。その製品ラインナップは、動力清掃機、真空掃除機、カーペット清掃機、泥層・氷層除去機などの清掃機器から、自動床洗浄機、カーペット洗浄機、カーペット濯ぎ洗い機、高圧洗浄機、スチーム洗浄機、振動式洗浄機などの洗浄機器に及びます。

さらに、蔵王産業は「その他」のカテゴリーでも事業を展開しており、強アルカリイオン電解水生成機、部品及びメンテナンスサービス、清掃・洗浄機用消耗品及びアクセサリー、水質浄化剤、一般家電製品など、幅広い製品とサービスを提供しています。これらの製品群は、業務用から家庭用まで、幅広いニーズに応えることを可能にしており、蔵王産業の事業の多角性を示しています。同社の提供する製品とサービスは、清潔で快適な環境を実現するための重要な役割を担っています。

経営方針

蔵王産業は、環境クリーニング機器の販売を通じて社会に貢献することを経営の基本としています。同社は、業務用・産業用・コンシューマー向けの清掃機器や洗浄機器を国内全域に販売し、欧米諸国及び中国のメーカーから輸入した製品を同社仕様で提供しています。製品ラインナップは、動力清掃機から高圧洗浄機、スチーム洗浄機に至るまで多岐にわたります。

成長戦略として、蔵王産業は実演販売や商品提案力の強化に注力しています。市場ニーズを捉え、新商品の投入や新市場の開拓を進めることで、顧客の清掃・洗浄に関する問題解決に貢献しています。また、商事営業本部の拡大を図り、ホームセンター等のコンシューマー向け販売ルートの強化やSNSを活用した販売戦略を展開しています。海外メーカーとの友好関係を活かしたOEM供給によるオリジナルブランド商品の提案も、業容拡大の一環としています。

アフターサービス体制の充実も同社の重要な戦略の一つです。全国の営業拠点にサービス員を配置し、サービスの質の向上に努めています。技術研修の強化による修理時間の短縮や技術力の向上も、顧客満足度の向上に寄与しています。

経営上の目標としては、収益性と資本効率の向上を図り、ROE(自己資本利益率)10%以上の達成を目指しています。新型コロナウイルス感染症の規制緩和やウクライナ情勢等の地政学的リスクに対応しながら、新たな仕入先の開拓や新商品開発、販売代理店網の活用を通じて、業容拡大に努めています。