小僧寿しJP:9973

時価総額
¥37億
PER
持ち帰り寿し販売「小僧寿し」「茶月」、飲食店運営「カレーハウススパイシー」「サンマルコ」、スーパーマーケット「スーパーだいまる」、寿し・宅配フランチャイズ事業、イートイン飲食店「とり鉄」「とりでん」「どさん子」「ぢどり亭」「キムカツ」運営。

沿革

1972年2月

大阪市東区(現中央区)に、寿しの製造、販売の指導を目的として、株式会社小僧寿し本部を資本金50万円をもって設立、加盟販売店27店舗

1975年3月

株式会社小僧寿し配送センターの株式1,800株(出資比率36%)を取得

1977年1月

大阪府吹田市に研修センターが完成し、小僧寿しチェーン加盟者及びその従業員を対象に継続的指導、研修制度が本格的にスタート

1977年6月

加盟販売店1,000店舗達成

1978年6月

兵庫県西宮市阪神流通センター内に、本格的配送センターが完成し、大量配送体制確立

1981年4月

加盟販売店2,000店舗達成

1986年1月

大阪府吹田市に本社移転

1994年6月

日本証券業協会へ店頭売買株式として登録

1997年10月

当社のフランチャイジーであった株式会社マルマフーズから17販売店及び1倉庫並びに事務所の営業を譲受

1999年10月

子会社、株式会社小僧寿し岡山を設立。当社のフランチャイジーであった株式会社天満屋フーズより20販売店の営業を譲受け同社に移管

1999年11月

子会社、株式会社小僧寿し長野を設立し、直営店19店舗を移管

2000年1月

子会社、株式会社小僧寿し静岡を設立。当社のフランチャイジーであった株式会社サンフレンドより42販売店の営業を譲受け、そのうち12店舗を同社に移管

2000年8月

株式会社札幌海鮮丸の株式800株(出資比率40.8%)を取得

2001年11月

子会社、有限会社寿し花館西広島を設立

2002年1月

株式会社東京小僧寿しと合併。本社を東京都豊島区に移転

合併に伴い、株式会社札幌海鮮丸は連結子会社となる

2002年6月

子会社、株式会社ムーン設立。当社のカラオケ事業を移管

2003年6月

子会社、KOZO SUSHI AMERICA,INC.(日本名:株式会社米国小僧寿し)を米国ハワイ州に設立

2004年12月

日本証券業協会の登録を取消し、ジャスダック証券取引所へ上場

2007年3月

本社を東京都武蔵野市に移転

2007年12月

子会社、株式会社小僧寿し岡山、子会社、株式会社小僧寿し長野、子会社、株式会社小僧寿し静岡及び子会社、有限会社寿し花館西広島を解散

2009年1月

持分法適用関連会社、株式会社小僧寿し配送センター全株式を売却

2009年2月

子会社、株式会社ムーン全株式を売却

2010年4月

ジャスダック証券取引所と大阪証券取引所の合併に伴い、大阪証券取引所JASDAQ(大阪証券取引所JASDAQ(スタンダード))に上場

2011年3月

本社を東京都立川市に移転

2012年6月

商号を株式会社小僧寿しに変更、本社を東京都中央区に移転

2012年8月

子会社、株式会社茶月東日本を設立

2012年10月

子会社、株式会社茶月東日本が株式会社春陽堂、株式会社茶月より東関東の持ち帰り寿し、「茶月」の事業を譲受ける

2013年3月

子会社、株式会社札幌海鮮丸全株式を売却

2013年7月

大阪証券取引所と東京証券取引所の市場統合に伴い、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に株式を上場

2013年10月

2016年6月

2016年7月

2016年9月

2016年9月

2017年7月

2017年8月

2018年6月

2018年6月

2019年12月

2020年11月

2021年3月

2021年7月

2021年12月

2022年6月

2022年7月

2022年10月

子会社、株式会社東京小僧寿しを設立

株式会社阪神茶月および株式会社スパイシークリエイトを子会社化

株式会社けあらぶを子会社化

子会社、株式会社けあらぶにて、介護サポートサービス株式会社を子会社化

本社を東京都品川区に移転

子会社、株式会社東京小僧寿しが株式会社茶月東日本を吸収合併

子会社、株式会社スパイシークリエイトが株式会社阪神茶月を吸収合併

株式会社デリズを子会社化

本社を東京都中央区へ移転

介護サポートサービス株式会社を株式譲渡

子会社であった株式会社東京小僧寿しを吸収合併

株式会社だいまるを子会社化

株式会社Tlanseairを子会社化

株式会社ミートクレストおよび株式会社アニスピホールディングスを子会社化

株式会社ミートクレストを株式譲渡

アスラポート株式会社を子会社化

株式会社TBJを子会社化

株式会社アニスピホールディングスを株式譲渡

事業内容

小僧寿し株式会社とそのグループ企業は、持ち帰り寿し事業、デリバリー事業、飲食事業、およびフランチャイズ事業を主軸に展開しています。小僧寿し株式会社自体は、「小僧寿し」ブランドで直営71店舗、「茶月」ブランドで直営2店舗を運営し、持ち帰り寿しの販売を行っています。また、連結子会社の株式会社スパイシークリエイトは、「茶月」ブランドで直営1店舗を持ち、「カレーハウススパイシー」を直営4店舗、「サンマルコ」を直営1店舗で運営しています。さらに、株式会社だいまるはスーパーマーケット「スーパーだいまる」を1店舗運営しています。

フランチャイズ事業では、小僧寿し株式会社が「小僧寿しチェーン」および「茶月」のフランチャイズシステムを通じて、国内外の加盟者に対し商標の使用、店舗造作、商品製造、販売指導等を行い、ロイヤリティ収入を得ています。具体的には、小僧寿しチェーンの国内店舗数は91店舗、茶月は4店舗、そして米国ハワイ州では5店舗を展開しています。

デリバリー事業においては、株式会社デリズが直営16店舗で自社調理品の宅配販売を行い、さらに「デリズ」のフランチャイズシステムを通じて63店舗の宅配FC事業を展開しています。

飲食事業では、株式会社Tlanseair、アスラポート株式会社、株式会社TBJがそれぞれ直営店舗を運営し、フランチャイズ事業も行っています。これらの企業は、「とり鉄」「とりでん」「どさん子」「ぢどり亭」「キムカツ」などのブランドで、イートイン形式の飲食店を展開し、ロイヤリティ収入や商材販売収入を得ています。

経営方針

小僧寿し株式会社とそのグループ企業は、新型コロナウイルス感染症の影響下で、商材価格の高騰やエネルギーコストの上昇に直面し、主力の持ち帰り寿し事業とデリバリー事業の収益が大きく減退しました。これに対応するため、同社は収益構造の抜本的な改善に努めています。具体的には、小売事業においては、商品価格と品質の改善を通じて収益性と商品力の向上を図り、スーパーマーケットとのシナジー強化や小売販売機能を有した店舗の増加を目指しています。また、収益性の確保が難しい店舗は、厨房設置型の無人販売店への転換を検討しています。

デリバリー事業では、フードデリバリー業界の競争激化に対応するため、著名シェフとのコラボレーション商品の開発や新商品の開発を進め、商品力の向上を目指しています。さらに、自社WEBサイトからの受注率向上による配送手数料の圧縮を進め、収益性の改善に取り組んでいます。中期経営計画では、「ラスト・ワン・マイル」と「クイック・コマース」の実現を目指し、新機軸のデリバリー事業推進を計画しています。

加えて、同社はキャッシュフローの適正化にも努めており、子会社の売却や新株予約権の発行などを通じて資金を確保し、税金や社会保険料の支払いに充てることで、未払の税金等を解消しています。今後も必要に応じて資金調達を行い、中期経営計画を着実に遂行し、適正なキャッシュフローの確立に努める方針です。