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アシードホールディングスJP:9959
沿革
1972年11月 |
広島県福山市入船町に「日本バンテン株式会社」(資本金1百万円)を設立し、食品機器の販売を開始する。 |
1973年8月 |
「中国フード機器株式会社」に社名変更し、本社を広島県福山市松浜町に移転する。 |
1980年9月 |
乳飲料の自動販売を開始し、初めてサプライアーシステム(物流委託方式)を導入する。 |
1989年6月 |
CIを導入し「アシード株式会社」に社名変更する。 |
1990年4月 |
株式会社共和サービスを吸収合併する。 |
1990年8月 |
有限会社ティスター宮崎を吸収合併し、営業地盤が近畿、中国、四国、九州地域一円となる。 |
1993年12月 |
日本証券業協会に株式を店頭登録する。 |
1996年8月 |
東京都港区に株式会社アシード情報システムを設立する。 |
1999年2月 |
清涼飲料、コーヒー、その他飲料の製造・販売会社 北関東ペプシコーラボトリング株式会社(現・連結子会社)の株式を株式会社アシード情報システムと共同で取得。 |
1999年10月 |
北九州地区を営業基盤とする有限会社第一自動販売機の営業権を譲り受け、同地区の営業基盤の強化を図る。 |
2000年2月 |
東京都八王子市を営業基盤とする綜合ベンドサービス株式会社の営業権を譲り受ける。 |
2000年10月 |
有限会社第一自動販売機及び綜合ベンドサービス株式会社を子会社とする。 (両社は2002年8月合併し、同時に商号を株式会社ベンデックス(現・連結子会社)に変更) |
2000年11月 |
清酒製造販売会社 株式会社三吉酒造場(現・連結子会社)の株式を取得。 |
2001年2月 |
東京証券取引所市場第二部へ上場する。 |
2002年7月 |
北日本サンポッカ株式会社の株式取得。 (2003年4月、株式会社北日本ベンデックスに商号変更。) |
2003年10月 |
東海地区を営業基盤とする株式会社オリエンタル洋行の営業権を譲り受け、同地区の営業基盤の強化を図る。 |
2003年11月 |
中国、上海市に現地法人上海愛実得飲食管理有限公司を設立(2018年11月に清算手続きが結了し、消滅)。 |
2004年4月 |
事業効率の向上を図るため、飲料製造事業の事業統合を行い、北関東ペプシコーラボトリング株式会社の飲料製造事業を株式会社三吉酒造場に営業譲渡するとともに、北関東ペプシコーラボトリング株式会社は北関東ペプシコーラ販売株式会社に、株式会社三吉酒造場はアシードブリュー株式会社に商号変更。 |
2004年4月 |
有限会社マシン青森を子会社とする。 (2005年8月、株式会社北日本ベンデックスに吸収合併) |
2005年9月 |
石川サンポッカ株式会社の株式取得。 (2005年12月、株式会社中部ベンデックスに商号変更。) |
2006年8月 |
事業効率の向上を図るため、アシードブリュー株式会社を存続会社として、同社と株式会社アシード情報システムが合併。 |
2006年9月 |
事業効率の向上を図るため、株式会社ベンデックスを存続会社として、同社、株式会社北日本ベンデックス及び株式会社中部ベンデックスの3社が合併。 |
2008年8月 |
不動産運営子会社アオンズエステート株式会社(現・連結子会社)を設立。 |
2008年10月 |
会社分割により株式会社ベンデックスに自販機運営リテイル事業を承継させ、アシード株式会社をアシードホールディングス株式会社へ、株式会社ベンデックスをアシード株式会社に商号変更。 |
2011年4月 |
株式交換により宝積飲料株式会社(現・連結子会社)の株式を取得。 |
2013年1月 |
ベトナム、ホーチミン市に駐在員事務所を開設。 |
2014年7月 |
ベトナム「HaLong Beer And Beverage Joint Stock Company」に出資し、持分法適用関連会社とする。 |
2016年3月 |
タイ「ASEED(Thailand)Co.,Ltd.(旧)ASEED & J.R.K. Co., Ltd.」に出資し、持分法適用関連会社(現・持分法適用非連結子会社)とする。 |
2016年12月 |
新株予約権証券(有償ストック・オプション)を発行する。 |
2019年9月 |
栃木県下野市の物流倉庫(アシード ロジスティクスセンター)を取得。 |
2020年10月 |
連結子会社のアシード株式会社が有限会社大邦食品の株式を取得。 (2022年1月、アシード株式会社に吸収合併) |
2021年6月 |
連結子会社の北関東ペプシコーラ販売株式会社が株式会社いいじまの株式を取得。 |
2021年7月 |
ロジックイノベーション株式会社を子会社とする。 |
2022年8月 |
株式会社河村農園を子会社とする。 |
2022年10月 |
事業効率の向上を図るため、北関東ペプシコーラ販売株式会社を存続会社として、同社とアシード株式会社を合併。 同時に、北関東ペプシコーラ販売株式会社の商号をアシード株式会社に変更するとともに、本店を東京に移転する。 |
事業内容
アシードホールディングスとそのグループ会社は、多岐にわたる事業セグメントを展開しています。主要な事業セグメントには、自販機運営リテイル事業、飲料製造事業、不動産運用事業、そしてその他の事業が含まれます。
自販機運営リテイル事業では、アシード株式会社と株式会社いいじまが、カップ飲料、缶・ボトル飲料、紙パック飲料、スナック食品などの小売販売及び運営管理を行っています。これらはスマートストア(自販機)を通じて提供されます。
飲料製造事業においては、アシードブリュー株式会社、宝積飲料株式会社、株式会社河村農園、そして海外の持分法適用会社であるHaLong Beer And Beverage Joint Stock CompanyとASEED(Thailand)Co.,Ltd.が、清涼飲料、低アルコール飲料、健康茶飲料の企画、製造、販売を手掛けています。
不動産運用事業は、アシードホールディングス自身とアオンズエステート株式会社が担当しており、オフィスビルや商業施設の開発、賃貸など、グループ所有の不動産の有効活用と効率的な管理を行っています。
その他の事業としては、ロジックイノベーション株式会社が倉庫事業、物流事業、環境事業を展開しています。これらの事業を通じて、アシードホールディングスグループは多角的なビジネスモデルを構築し、様々なニーズに応えるサービスを提供しています。
経営方針
アシードホールディングスは、その経営方針において、「ミッション」「ビジョン」「バリュー」の三位一体となった哲学を掲げ、企業行動の指針としています。同社は、顧客、社員、社会、投資家のロイヤリティを高めるために、事業の企画から製造、販売、サービス、サポートに至る全プロセスで最高水準の商品とサービスを提供することを目指しています。価値創造による成長を目指し、「価格」ではなく「価値」で勝負する事業コンセプトを基盤としています。
中長期的な経営戦略として、アシードホールディングスは消費者視点に基づいた利便性と経済性を重視した事業展開を推進しています。自販機運営リテイル事業においては、自販機の社会有用性の向上と環境負荷の低減を目指し、飲料メーカーや同業オペレーターとのアライアンスやM&Aを通じて、消費者に対してワンストップでシームレスなサービスを提供することを目標としています。
経営環境の変化に対しては、技術革新や市況変動の影響を受けずに安定的に付加価値を確保するため、経営戦略の見直しを常に行っています。また、リスク管理面では、グループ従業員に対するコンプライアンス教育を強化し、内部統制システムの充実と体制強化を図っています。
目標とする経営指標には、売上高経常利益率6%以上、投下資本利益率7%以上、配当性向30%以上を設定し、企業価値の向上を目指しています。事業上及び財務上の課題に対しては、経営資源や資本の効率化、経営効率の向上、グループの総和的価値の高め方に取り組んでいます。
アシードホールディングスは、自販機運営リテイル事業の統合やM&Aを積極的に推進し、自社ブランドの高付加価値商品開発や新しいマーケティング戦略の展開を通じて、収益体質の強化と経営基盤の確固たる構築を目指しています。