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吉野家ホールディングスJP:9861
沿革
1958年12月 |
㈱吉野家(現:㈱吉野家ホールディングス)を設立 |
1968年12月 |
チェーン展開による多店舗化を目指し、新橋に「吉野家」2号店を開店 |
1977年11月 |
米国西海岸での店舗展開を目的として、YOSHINOYA WEST,INC.(現・YOSHINOYA AMERICA, INC.)を設立(現・連結子会社) |
1980年7月 |
会社更生手続開始申立 |
1980年11月 |
会社更生手続開始決定 |
1983年3月 |
会社更生計画認可決定 |
1987年3月 |
会社更生手続終結決定 |
1987年10月 |
台湾吉野家股份有限公司(現・連結子会社)を設立 |
1988年3月 |
ダンキンドーナツを展開する㈱ディー・アンド・シーを吸収合併し、㈱吉野家ディー・アンド・シーに商号変更 |
1990年1月 |
日本証券業協会に店頭登録銘柄として登録 |
1994年12月 |
大東産業㈱の株式取得 |
1998年9月 |
ダンキンドーナツ事業から撤退 |
1999年10月 |
更生会社㈱京樽の株式取得 |
2000年11月 |
東京証券取引所市場第一部に上場 |
2002年4月 |
更生会社㈱京樽の会社更生手続終結決定 |
2002年6月 |
上海吉野家快餐有限公司 設立(現・連結子会社) |
2004年2月 |
米国産牛肉輸入禁止措置により吉野家の牛丼販売を一時休止 |
2004年6月 |
㈱はなまるの株式取得 |
2004年10月 |
深圳吉野家快餐有限公司 設立(現・持分法適用子会社) |
2005年4月 |
㈱九州吉野家の株式取得 |
2007年10月 |
純粋持株会社制を導入、㈱吉野家ホールディングスに商号変更。㈱吉野家を新設分割設立 |
2007年11月 |
㈱四国吉野家の株式取得 |
2008年2月 |
㈱どん(現・㈱アークミール)の株式を第三者割当増資の引受けにより取得 |
2008年3月 |
福建吉野家快餐有限公司を設立(現・連結子会社) |
2008年3月 |
「吉野家」の牛丼の24時間販売を再開 |
2009年8月 |
㈱中日本吉野家の株式取得 |
2010年3月 |
㈱北日本吉野家を設立 |
2011年7月 |
㈱京樽を完全子会社化 |
2012年12月 |
㈱はなまるを完全子会社化(現・連結子会社) |
2013年12月 |
㈱西日本吉野家を設立(現・連結子会社) |
2014年11月 |
吉野家餐飲管理(武漢)有限公司 設立(現・連結子会社) |
2014年11月 |
ASIA YOSHINOYA INTERNATIONAL SDN.BHD.設立(現・連結子会社) |
2014年12月 |
YOSHINOYA HANAMARU MALAYSIA SDN.BHD. 設立(現・連結子会社) |
2015年3月 |
SUSHI KING SDN.BHD.の株式を取得 |
2015年6月 |
吉野家(中国)投資有限公司 設立(現・連結子会社) |
2015年9月 |
㈱アークミールを完全子会社化 |
2016年6月 |
ASIA YOSHINOYA INTERNATIONAL SDN.BHD.がYoshinoya (S) Pte. Ltd.の全株式を取得(現・連結子会社) |
2016年12月 |
㈱吉野家ホールディングスが㈱吉野家インターナショナルを吸収合併 |
2017年7月 |
吉野家(四川)餐飲管理有限公司 設立(現・連結子会社) |
2017年10月 |
P.T. HAPPY RESTAURANTS INDONESIA 設立(現・連結子会社) |
2018年2月 |
吉野家餐飲管理(重慶)有限公司 設立(現・連結子会社) |
2018年4月 |
YOSHINOYA INDIA PRIVATE LIMITED 設立(現・連結子会社) |
2018年6月 |
江西吉野家餐飲管理有限公司 設立(現・連結子会社) |
2018年6月 |
天津合興吉野家快餐有限公司 設立(現・持分法適用会社) |
2019年2月 |
㈱吉野家ホールディングスが㈱吉野家資産管理サービス、㈱はなまる分割会社、㈱京樽分割会社を吸収合併 |
2020年2月 |
㈱アークミールの全株式を株式会社安楽亭へ譲渡 |
2021年4月 |
㈱京樽の全株式を株式会社FOOD & LIFE COMPANIESへ譲渡 |
2022年4月 |
東京証券取引所の市場区分見直しに伴い、東京証券取引所プライム市場に移行 |
2022年4月 |
SUSHI KING SDN.BHD.の全株式をSUSHI KING HOLDINGS SDN.BHD.へ譲渡 |
事業内容
吉野家ホールディングスとそのグループ企業は、国内外で多岐にわたる事業を展開しています。国内では、主に「吉野家」と「はなまる」のブランドで知られており、これらを中心とした事業セグメントを持っています。吉野家は、牛丼などのファストフード店の経営およびフランチャイズ店舗への経営指導を行っています。一方、はなまるは、セルフ式の讃岐うどん店の経営とフランチャイズ店舗への指導を手掛けています。
海外事業においては、「海外」という一つのセグメントで事業を展開しており、主に牛丼などのファストフード店の経営とフランチャイズ店舗への経営指導を行っています。海外での主要な会社には、YOSHINOYA AMERICA, INC.(米国)、吉野家(中国)投資有限公司(中国)、ASIA YOSHINOYA INTERNATIONAL SDN.BHD.(マレーシア)などがあります。
吉野家ホールディングスグループは、国内外でのファストフード業界において、牛丼やうどんといった日本食の普及に努めており、フランチャイズシステムを通じてそのネットワークを広げています。国内外問わず、一貫した品質とサービスを提供することで、幅広い顧客層に支持されているのが特徴です。
経営方針
吉野家ホールディングスは、その長期ビジョン「NEW BEGINNINGS 2025」を実現するために、複数の成長戦略を推進しています。同社は、現在のビジネスモデルを見直し、外食産業の枠を超えた新しいビジネスモデルの構築に取り組んでいます。これには、素材開発や商品提供方法の改善など、従来とは異なるアプローチが含まれます。さらに、飲食業の再定義を目指し、より迅速な意思決定が可能なグループ経営体制への見直しや、グループ間の人事交流の活性化、グループ商品本部による仕入れの共通化などを進めています。
また、同社は「ひと・健康・テクノロジー」をキーワードに、新しい価値創造に挑戦しています。これには、テレワークの促進や従業員の働き方改革、健康リテラシーの向上、メニュー開発の深化、そして複雑なオペレーションの簡便化・効率化を目指した技術導入が含まれます。2023年3月には、グループデジタルテクノロジー推進本部を設立し、デジタルトランスフォーメーション(DX)を加速しています。
中期経営計画では、「進化」と「再生」をキーワードに、各ブランドの業態進化、成長事業の強化、コスト効率化、財務基盤の安定化を目指しています。これらの取り組みを通じて、既存事業の収益性拡大と投下資本効率の向上を図り、経済的価値と社会的価値の一層の向上を目指しています。
人的資本の最大化にも注力しており、ダイバーシティ&インクルージョンの実践、ライフワークバランスの推進、人材育成・キャリア支援を重点的に行っています。これらの取り組みは、変化への対応力とイノベーションの創出に貢献し、持続的な成長と社会への価値還元を目指しています。