ニトリホールディングスJP:9843

時価総額
¥1.54兆
PER
16.2倍
ニトリ事業では家具・インテリア用品の開発・製造・販売、不動産賃貸、広告、物流サービスを提供し、島忠事業では家具・インテリア雑貨・ホームセンター商品の販売を行う。

事業内容

ニトリホールディングスは、ニトリ事業と島忠事業の2つの主要な事業セグメントを持っています。ニトリ事業では、家具やインテリア用品の開発、製造、販売を行っており、さらに不動産賃貸業、広告サービス、物流サービスも提供しています。島忠事業では、家具、インテリア雑貨、ホームセンター商品の販売を手がけています。

ニトリ事業には、株式会社ニトリや株式会社ホームロジスティクス、似鳥(中国)投資有限公司などが含まれています。これらの企業は、ニトリブランドの製品を世界中で展開し、物流や販売の効率化を図っています。また、株式会社カチタスは持分法適用関連会社として、中古住宅の再生販売事業を行っています。

ニトリホールディングスは、連結子会社37社と持分法適用会社1社で構成されており、グローバルな展開を進めています。インドネシアのP.T. NITORI FURNITURE INDONESIAは清算が完了し、連結の範囲から除外されましたが、清算完了までの損益計算書は連結されています。

経営方針

ニトリホールディングスは、「暮らしの豊かさを世界の人々に提供する」というビジョンを掲げています。このビジョンの実現に向け、2032年までに3,000店舗、売上3兆円を目指す中長期経営戦略を策定しています。2025年度には買上客数2億人以上を目標とし、5ヶ年計画を実行中です。

同社は、事業領域の拡大と顧客支持の獲得を重視しています。国内外での店舗展開を進め、特にアジア市場での成長を目指しています。フィリピン、インドネシア、インドへの出店を計画し、アジア11か国・地域での事業展開を進めています。

また、サプライチェーンマネジメントやITを活用したビジネス基盤の改革を推進しています。デジタル技術を駆使し、製造物流IT小売業としての進化を図り、従業員の成長を企業の成長の原動力としています。これにより、店舗網や物流網を最大限に活用し、成長を加速させています。

さらに、M&Aやアライアンスを通じたビジネス領域の拡大も視野に入れています。垂直的な機能強化を図り、戦略的なパートナーシップを模索しています。サステナビリティ経営を重視し、社会課題の解決とビジョンの実現を両立させる方針です。

ニトリホールディングスは、顧客中心の経営を推進し、商品開発や業態の進化を図っています。顧客の声を商品開発に反映し、アプリを活用した顧客分析機能を強化。オンラインとオフラインの融合を進め、顧客の利便性を向上させています。