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リリカラ (9827) 株価
株価・出来高の推移
時価総額の推移
PERの推移
PBRの推移
事業内容
リリカラは内装材を中心としたインテリア事業を主力とする企業で、壁紙やカーテン、床材などの開発・販売を手がけています。同社は独自ブランド「リリカラ」の商品をメーカーに製造委託し、全国の代理店や内装工事業者に供給する事業モデルを展開しています。
同社の主要顧客は代理店や内装工事業者で、自社開発商品の卸売りが収益の柱となっています。製造は外部委託により効率化を図り、販売網を通じて市場に商品を提供する仕組みを構築しています。関西地区では一部の内装工事業者への直接販売も行っていますが、規模は限定的です。
同社の事業は3つのセグメントで構成されており、主力のインテリア事業に加えて、オフィス設計・施工や家具販売を行うスペースソリューション事業、そして不動産の開発・賃貸を手がける不動産投資開発事業を展開しています。これらの多角化により、内装材市場の変動リスクを分散し、安定した収益基盤の確立を目指しています。
経営方針
リリカラは2026年12月期に営業利益20億円の達成を目標として掲げていた中期経営計画の見直しを迫られています。新規住宅着工件数の大幅な減少や収益構造上の課題により、最終年度の事業見通しは営業利益10億円程度にとどまる見込みとなっており、同社は抜本的な改革に着手する方針を打ち出しました。創業120周年に向けて次世代につながる持続的な成長基盤の構築を重要課題として位置づけています。
同社の重点戦略は収益性の向上に集中しており、固定費構造の見直しと徹底した生産性向上に取り組んでいます。特に利益率を重視した事業ポートフォリオの再構築を進めており、従来の規模追求型から収益性重視の経営へと舵を切っています。販売体制の改善と生産性向上施策をスピード感を持って実施し、経営体制の在り方についても機動的な組織運営を実現するための検証を行っています。
新市場開拓については、デジタル技術の社会浸透や新しい生活様式の定着を新たなビジネスチャンスと捉えています。同社は「快適な生活空間を創造し、提案する」という経営理念のもと、お客様に感動していただける空間の提供とインテリアの視点からの空間トータル提案に注力しています。資産の付加価値向上を目指す提案型ビジネスの強化により、単なる商品販売から脱却した差別化戦略を展開しています。
株主還元については、株主資本配当率5%、配当性向40%、かつ1株当たり36円を下限とした配当方針を維持する考えを示していますが、財務健全性とのバランスを重視しています。同社は「まだ誰も気づいていない空間の魅力で、人の心を彩り続ける」というパーパスのもと、持続可能な利益体質の確立を最優先課題として構造改革を推進し、中長期的な企業価値向上を図る戦略を進めています。