マミーマートJP:9823

時価総額
¥564.7億
PER
11.9倍
スーパーマーケット事業で生鮮食料品、一般食料品、日用雑貨の販売、清掃・管理サービス、温浴・葬祭事業を展開。

沿革

1965年10月

資本金600千円にて埼玉県東松山市本町に岩崎商事株式会社を設立。

1970年3月

埼玉県東松山市に東松山ショッピングセンター店を出店。

1981年10月

株式の額面金額を変更するため株式会社ヤオセーに吸収合併(資本金158百万円)され、同時に商号を岩崎商事株式会社とする。

1987年10月

埼玉県坂戸市に生鮮加工センターを開設。

1988年4月

株式会社マミーマート流通グループを吸収合併、商号を株式会社マミーマートに変更(資本金167百万円)。

1991年5月

社団法人日本証券業協会(東京地区)の店頭登録銘柄として株式を公開。

1992年11月

埼玉県さいたま市北区宮原町に本部を移転。

1996年11月

千葉県に第1号店である増尾台店(千葉県柏市)を複合型店舗として出店。

1998年5月

埼玉県熊谷市に「ソシオ熊谷物流センター」を開設。

1999年10月

彩裕フーズ株式会社(現・連結子会社)、マミーサービス株式会社(現・連結子会社)を子会社として設立。

1999年11月

住友商事株式会社と資本業務提携。

2004年12月

ジャスダック証券取引所に上場。

2012年9月

埼玉県川越市に生鮮加工センターを移転。

2014年4月

埼玉県川越市に「川越物流センター」として物流拠点を移転。

2016年9月

売上高1,000億円に到達。

2022年2月

埼玉県川越市に第二工場を新設。

2022年4月

東京証券取引所スタンダード市場に上場。

2022年6月

埼玉県三郷市に「三郷物流センター」を新設。

事業内容

マミーマート及びその子会社2社は、スーパーマーケット事業を中心に展開しています。このグループは、生鮮食料品、一般食料品、日用雑貨などの販売を主軸に据えており、特に生鮮食料品に関しては、子会社の彩裕フーズ株式会社が加工を手掛けています。また、マミーマートの店舗の清掃や管理サービスは、もう一つの子会社であるマミーサービス株式会社が提供しています。

さらに、マミーサービス株式会社は、スーパーマーケット事業以外にも、温浴事業と葬祭事業を展開しています。これらの事業は、マミーマートグループの多角的な事業構造を形成しており、顧客の日常生活に密接に関わる多様なサービスを提供していることが伺えます。

このように、マミーマートグループは、食料品の販売から生活サービスまで、幅広い事業を展開しており、地域社会のニーズに応える事業ポートフォリオを構築しています。事業系統図を通じて、これらの事業内容とその関連性が示されており、グループ全体の事業構造が明確になっています。

経営方針

マミーマートは、食生活を通じて地域社会の健康と幸福を支援することを目指し、そのグループコンセプト「Enjoy Life!」のもと、中期経営計画において複数の成長戦略を推進しています。同社は、新しい店舗業態「生鮮市場TOP!」と「マミープラス」への転換に力を入れ、顧客に他にはない買い物体験を提供することを目指しています。これらの新業態は、生鮮食品を中心に、EDLP(エブリデイ・ロープライス)戦略で価格競争力を高めるとともに、顧客の多様なニーズに応える商品構成を特徴としています。

また、商品面では、特に惣菜・精肉部門において、品質の向上と生産能力の拡大を図るため、子会社彩裕フーズの惣菜工場の拡大工事を進めています。これにより、マミーマートの商品力の強化と差別化を目指しています。

生産性の向上にも注力しており、ローコストオペレーション運営と最適な人員配置の仕組みを構築することで、店舗生産性の向上を目指しています。この取り組みは、AI需要予測による自動発注システムと連動し、効率的な運営を実現しています。

第2次中期経営計画では、「圧倒的地域No.1店舗の構築」、「出店・改装スピードアップとエリア拡大」、「人材育成」を3つの重点方針として掲げています。これらの方針に基づき、新フォーマットの店舗構築、ネットスーパー事業の開始、自社製造工場の設立、サプライチェーンマネジメントやAI・DX関連への投資などを通じて、商品力・価格競争力の強化と顧客満足度の向上を図っています。

マミーマートは、これらの戦略を通じて、地域社会における企業価値の増大と、顧客にとっての価値提供を目指しています。