大丸エナウィンJP:9818

時価総額
¥116.4億
PER
19.7倍
LPガス、住宅設備機器の販売、ミネラルウォーター「知床らうす海洋深層水純水ブレンド」「スーパーバナジウム富士」の宅配、在宅医療機器レンタル、医療・産業ガス販売を展開。

沿革

1951年2月

大丸工業株式会社を設立。資本金300千円。大阪市西成区に本社を設置。

溶接機、溶接材料、一般高圧ガス等の販売及び特殊鋼、一般鋼材の販売・加工請負を開始。

1954年7月

LPガス及びガス器具の販売を開始。

1959年4月

滋賀県愛知郡に滋賀営業所(現滋賀支店)を設置。

1960年1月

和歌山市に和歌山営業所(有田産業㈱(現和歌山支店)へ統合廃止)を設置。

1962年5月

大阪府岸和田市に岸和田営業所(現大阪支店)を設置。

1963年2月

滋賀県草津市に草津営業所(現湖南支店、1992年10月滋賀県野洲市へ移転)を設置。

1964年2月

本社営業部門を分離し、大阪営業所(現大阪支店へ統合)を設置。

1966年7月

京都府久世郡に京都営業所(現京都支店、2017年10月京都市南区へ移転)を設置。

1966年10月

本社を大阪市住吉区(1974年7月住之江区に住居表示変更)へ移転。

1969年6月

東京都江東区に東京営業所(現関東支店、2003年12月茨城県かすみがうら市へ移転)を設置。

1973年12月

奈良県大和高田市に奈良営業所を設置。

1976年9月

福井市に滋賀営業所福井出張所(現北陸営業所)を設置。

1980年8月

香川県高松市に高松営業所を設置。

1985年10月

和歌山市に和歌山支店を設置し、子会社の有田産業㈱を吸収合併するとともに業務の総てを継承。

1989年8月

医療用ガスの製造及び販売を開始。

1991年2月

大阪証券取引所市場第二部特別指定銘柄(新二部)に株式を上場。

1991年6月

大阪府阪南市に大阪支店泉南出張所(現ぽっぽガス泉南事業所)を設置。

1992年5月

滋賀県長浜市に滋賀支店長浜出張所(現ぽっぽガス長浜事業所)を設置。

1992年10月

滋賀県草津市に湖南支店草津出張所(現ぽっぽガス草津事業所)を設置。

1993年9月

大阪証券取引所市場第二部(現東京証券取引所市場第二部に統合)に株式を上場(市場第二部特別指定銘柄の指定の解除)。

1996年4月

茨城県水戸市に東京支店(現関東支店)水戸出張所(現ぽっぽガス水戸事業所)を設置。

2000年10月

東京証券取引所市場第二部に株式を上場。

2001年8月

和歌山県日高郡に和歌山支店中紀出張所(現ぽっぽガス中紀事業所)を設置。

2002年4月

商号を大丸エナウィン株式会社に変更。

2002年10月

和歌山県伊都郡に和歌山支店紀北出張所(現ぽっぽガス紀北事業所)を設置。

2003年5月

M&Aにより、イバサンホームガス㈱を子会社化。

2004年4月

本社にアクア推進部を設置し、ミネラルウォーターの販売開始。

イバサンホームガス㈱を解散し、関東支店へ業務統合。

2007年6月

滋賀県東近江市にアクアボトリング工場(現アクアボトリング鈴鹿工場)を設置。

東京都練馬区にアクア東京事業所(現アクア東京営業所)を設置。

2008年4月

M&Aにより、丸信ガス㈱を連結子会社化。

本社にアクア大阪事業所(現アクア阪神営業所、2016年8月大阪府豊中市へ移転)を設置。

2009年5月

大阪市西淀川区に阪神事業所(現阪神営業所、2016年8月大阪府豊中市へ移転)を設置。

2009年7月

滋賀県近江八幡市にぽっぽガス近江八幡事業所を設置。

2010年5月

湖東ガス㈱の全株式を取得し連結子会社化。

2011年4月

山梨県南都留郡にアクアボトリング山中湖工場を設置。

2011年12月

滋賀県彦根市に彦根出張所(現ぽっぽガス彦根事業所)を設置。

2013年9月

神戸市西区に神戸事業所(現神戸営業所)を設置。

2013年10月

彦根ホームガス㈱の全株式を取得し子会社化。

2014年2月

近畿酸素㈱の全株式を取得し連結子会社化。

2014年4月

㈱フモト商会の全株式を取得し連結子会社化。

2016年4月

本社に新エネルギー部を設置し、電力の取扱いを開始。

2016年7月

愛知県一宮市に在宅・医療ガス部中部事業所を設置。

宮崎市に在宅・医療ガス部九州事業所を設置。

2019年7月

サンキホールディングス㈱の全株式を取得し、同社及びその子会社である㈱キンキ酸器を連結子会社化。

2019年10月

角丸エナジー㈱(新規設立)に全額出資し連結子会社化。

2020年3月

滋賀県栗東市にぽっぽガス栗東事業所を設置。

2021年1月

㈱キンキ酸器がサンキホールディングス㈱を吸収合併し、サンキホールディングス㈱が消滅。

2021年4月

㈱太陽プロパンの全株式を取得し連結子会社化。

2022年2月

㈱岩崎工業所の全株式を取得し子会社化。

2022年4月

東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第二部からスタンダード市場に移行。

2022年4月

大阪府堺市に南大阪営業所を設置。

2022年7月

㈱クサネンの株式を取得し連結子会社化。

事業内容

大丸エナウィンとそのグループ企業は、LPガスや住宅設備機器の販売を主軸に、ミネラルウォーターの宅配や在宅医療機器のレンタル、医療・産業ガスの販売など、多岐にわたる事業を展開しています。同社グループは、合計13社で構成され、リビング事業、アクア事業、医療・産業ガス事業の3つの主要セグメントに分かれています。

リビング事業では、「ぽっぽガス」として知られるプロパンガスの小売販売を行っており、家庭用から業務用、工業用まで幅広いニーズに応えています。また、エネルギー部門では、プロパンガスやブタンガス、石油製品の販売を手掛け、住宅設備機器の販売も行っています。

アクア事業では、同社のアクアボトリング工場で製造された「知床らうす海洋深層水純水ブレンド」(エフィールウォーター)や「スーパーバナジウム富士」などのミネラルウォーターを宅配しています。

医療・産業ガス事業では、在宅医療機器のレンタルや保守管理を提供し、医師の処方に基づく在宅酸素療法やCPAP療法(睡眠時無呼吸症候群治療)などをサポートしています。さらに、高圧ガスや産業機材の販売も行っており、医療・産業用途に対応しています。

これらの事業を通じて、大丸エナウィングループは、エネルギー供給から医療サポートまで、生活の様々な面で貢献しています。

経営方針

大丸エナウィンは、LPガス販売を中心に、ミネラルウォーター製造販売や医療・産業ガス販売など多岐にわたる事業を展開しています。同社は、リビング事業、アクア事業、医療・産業ガス事業を主要セグメントとし、これらの事業を通じて安定供給と快適な生活のサポートを目指しています。

経営戦略として、大丸エナウィンは事業ポートフォリオの構築に注力しています。各事業の自立と経営の効率化を図り、エネルギー自由化時代に対応する企業形態の構築を目指しています。また、営業力の強化やM&Aによる新規販売先の獲得など、拡大施策を積極的に実施しています。

新型コロナウイルス感染症の影響からの回復期にある現在、プロパンガスや宅配水の使用量増加が見込まれる一方で、医療用ガスの安定的な販売数量の伸びも期待されています。これらの環境下で、大丸エナウィンはライフライン関連商品やヘルスケア関連商品の安定供給を目指しています。

さらに、同社は経営上の目標達成状況を営業利益及び自己資本利益率(ROE)で評価し、8%以上のROEを目標としています。また、LPガスの販売環境の厳しさを認識しつつ、営業権の譲受けや新規LPガス供給設備投資、アクア事業や医療・産業ガス事業の拡大を通じて、収益の安定と成長を目指しています。

大丸エナウィンは、グループの連携強化と経営資源の効果的な投入により、リビング事業を維持発展させつつ、アクア事業及び医療・産業ガス事業を新たな収益の柱として育成していく戦略を推進しています。