ステップJP:9795

時価総額
¥323.4億
PER
学習塾・学童保育の経営、教材の制作・編集、印刷・製本を手がける。

沿革

1975年1月

ステップ学習教室、藤沢市長後にてスタート

1979年9月

株式会社ステップ学習教室設立、2番目のスクールとして六会スクールを開校

1983年4月

教材を自社制作、編集するために教材研究部を設置

1991年10月

社名を株式会社ステップに変更

1995年3月

神奈川県藤沢市藤沢に現役高校生を対象とした「大学受験STEP」を開校

1995年6月

日本証券業協会に株式を店頭登録

2004年12月

店頭登録制度の改変に伴い、ジャスダック証券取引所への株式上場に移行

2005年10月

生徒のスクール入退室をメールでご家庭にリアルタイムでお知らせする「STEPパス」サービス(無料)をスタート

2008年4月

ステップの授業及びイベントの映像をネットでご家庭に配信する「e-STEP」サービス(無料)をスタート

2009年11月

本社を神奈川県藤沢市藤沢602番地に移転

2010年4月

ジャスダック証券取引所と大阪証券取引所の合併に伴い、大阪証券取引所JASDAQ市場に株式を上場

2011年9月

東京証券取引所市場第二部に株式を上場

2011年11月

大阪証券取引所JASDAQ(スタンダード)における株式を上場廃止

2012年10月

東京証券取引所市場第一部銘柄に指定、公募増資の実施により資本金を1,778百万円に増資

2016年4月

学童部門(STEPキッズ)及び保育園(ステップ保育園)の運営を開始

2022年4月

学童部門から各種プログラムを独立させ特化した「STEPジュニアラボ」を開校

東京証券取引所の市場再編によりプライム市場へ移行

事業内容

ステップは、学習塾と学童保育の運営、教材の制作・編集、印刷・製本を主軸に事業を展開しています。同社の事業セグメントは、小中学生部門、高校生部門、学童・保育部門、教材制作・印刷部門の4つに大別されます。

小中学生部門では、小学5年生から中学3年生を対象に、国語、数学(算数)、英語、理科、社会の5教科を中心に高校受験コースの指導を行っています。高校生部門は、高校1年生から3年生の現役高校生を対象に、大学受験コースで同じ5教科の指導を提供しています。

学童・保育部門では、小学1年生から4年生を対象とした学童教室を運営し、学習支援のほか、運動や将棋などのプログラムを提供しています。また、企業主導型の保育施設も運営し、ステップ従業員の子弟だけでなく、地域の子どもたちも一定枠内で受け入れています。

教材制作・印刷部門では、教材の原稿や原版の制作、教材を中心とした印刷や製本、授業で使用する物品の配送を行っています。この部門での収入は、学習塾各部門の売上に含まれています。

ステップは、これらの事業を通じて、教育サービスの提供に加え、教材の制作・配送といったバックエンドのサポートも手がけており、教育関連の包括的なサービスを展開しています。

経営方針

ステップは、教育業界において、学習塾運営を中心に、学童保育の提供や教材の制作・印刷など、幅広い事業を展開しています。同社の成長戦略は、質の高い教育サービスの提供を通じて、社会への貢献と事業の拡大を目指しています。

経営方針として、ステップは「子供たちを元気にする塾」をコンセプトに掲げ、楽しくて力がつく授業をモットーとしています。この基本理念の下、学習塾専業に徹し、経営資源を専門分野に集中的に投下すること、神奈川県内におけるスクール展開の強化、授業内容とシステムの高品質化の追求、県内公立トップ高校への進学実績の堅持と難関国私立高校への合格実績の向上、大学受験STEPの発展推進、そして学童教室STEPキッズを通じた豊かな放課後ライフの実現を経営の基本方針としています。

中長期的な経営戦略として、ステップは神奈川県内、特に川崎市と横浜市の未開拓地域におけるスクールネットワークの拡大に注力しています。これにより、地域の信頼を高め、充席率の向上を図るとともに、質の高い授業とシステムの提供を通じて、一人ひとりの生徒に丁寧に対応することで、生徒数や合格実績のさらなる伸長を目指しています。また、少子化の進行という社会的課題に対応するため、質の高い教育サービスの提供を継続し、地域社会への貢献を強化していく方針です。

経営指標としては、原価比率70%前後、販管費比率10%前後、売上高営業利益率20%程度を目安に、継続的な成長と設備のリニューアルへの積極的な取り組みを行っています。これらの戦略を通じて、ステップは教育業界におけるトップブランドとしての地位をさらに強化し、社会への貢献を目指しています。